・趣味がない
・一文で終わらせていいのか。書き方が分からない。
履歴書を作成する際に、このような悩みを抱える就活生もいるでしょう。
僕は偏差値50ぐらいで決して高学歴とは言えませんが、外資系コンサルティングファームからメガバンクなど複数のからも内定を貰いました。
その僕から言わせてもらうと、一見重要に見えない趣味欄でも力を抜かずにしっかり書くべきです。趣味の話をきっかけに面接が雰囲気良く進んだり、人事に覚えてもらえたりしたからです。
この記事では、「趣味や特技欄を書く理由」「書く際のポイントや注意」「趣味がない場合の対処法」の大きく3つに分けて紹介します。
この記事を読めば、エントリーシートの趣味の欄が埋まること間違いなしです。
内定者ESがタダで読めちゃう!

Contents
1.エントリーシートの趣味欄から見られること4つ
キャリアの神様
- 趣味に対する取り組み方と実績を見るため
- 性格や指向、人間性を知るため
- どのぐらい企業に貢献できるか見るため
- 面接時に学生の緊張をほぐすため
よしお
1-1.好きなことに対する取り組み方と実績
エントリーシートに書かれた趣味から人事が知りたいことの一つに、好きなことに対する取り組み方と実績があります。
あなたが好きなことに対し、どのぐらいの熱量を持って、どのように取り組んだのか、どんな結果を残したのか、ということを知りたいと思っています。
好きであれば、例え一瞬苦しく辛いと感じることがあっても続けられますし、上達する場合もあります。
言い換えると、好きなことであるにも関わらず続けられない、結果を残せない人は、「好きなこと=仕事」ではない場合は、短期で飽きてしまう可能性があると言えます。
趣味については、必ずしも優れた実績や結果を出している必要はなく、最終的に何を得たのか、どのように取り組んだのかといったことも重要視されます。
そのため、良い実績がある場合はそれをアピールすればよいですし、良い実績がなくても、どのように取り組んだかという過程や、得た物をアピールしましょう。
1-2.性格や指向、人間性を知るため
あなたがどのような人で、人間的にどのような魅力を兼ね備えているかといったこともエントリーシートの趣味から人事が知ろうとしていることの一つです。
人事は、エントリーシートを受け取った時点では、あなたのことを全く知りませんし、どのような人かもわかりません。しかし、趣味を知ることで人柄や性格がイメージしやすくなります。
それに、一風変わった趣味を持っていれば、注目されるきっかけにもなります。
もちろん、必ずしも変わった趣味を持っていなければならないわけではありませんし、ありきたりな趣味でも、なぜ好きなのか、どんなふうに取り組んでいるのか、好き具合を伝えられれば問題ありません。
そのため、趣味自体よりも、どのように書くかといったところが重要でもあります。
1-3.どのぐらい企業に貢献できるかを見るため
エントリーシートはあなたのことを知るためのものであり、そこから企業で活躍できる人材かどうかを判断するために使用します。
趣味自体を確認するのはもちろんですが、それだけでなく、取り組み方などを見て、人柄をイメージし、どのように企業に貢献するかを判断します。
たとえば、YouTubeにゲームの実況動画をアップすることが趣味の場合、動画を使ってプロモーションを行うプロジェクトにおいて、動画コンテンツの構成や編集等で趣味が存分に活かせますよね。
趣味の取り組み方が、真剣なものであれば、入社後に即戦力にもなり、企業に直接的に貢献できます。
1-4.面接時に学生の緊張をほぐすための話題作り
人事は、学生の緊張をほぐすための話のネタとして趣味を聞く場合もあります。
エントリーシートを通過したら、次は面接です。面接では、エントリーシートを見ながら質問されます。
面接の場で就活生の緊張をほぐすために、自己PRや志望動機を質問する前に、趣味や特技など就活生が話しやすい話題から振っているのです。
学生にとっては自分が得意なことや好きなことなので、他の質問に比べて答えやすいですし、緊張も自然とほぐれていきます。
面接官も学生がガチガチに緊張したままでは本当のあなたを知ることはできません。
できるだけ普段のあなたに近い状態で面接に臨んでもらいたいという思いで、アイスブレイクとして趣味を聞くのです。
2.趣味欄を工夫する2つのメリット
キャリアの神様
2-1.自己PRができる
限られた時間の中で、あなたの良さを効率的にアピールするためにも、趣味に関して自己PRができる要素を入れましょう。
また、その趣味があなたの志望する企業が求める人物像に沿ったものであるとなおのこと良いです。
2-2.面接(会話)が盛り上がる
珍しい趣味や、他の学生と差別化を図ることができるような趣味では、面接時に場を盛り上げることができるので有益なものとなる場合があります。
面接官からすると、履歴書の中でひときわ目立つ趣味があると気になりますし、学生としても自分の趣味や得意分野に関する話題は自信を持って話すことができます。
そのため、変わった趣味などは面接官とあなたの会話を盛り上げてくれるので、場の雰囲気も和ませますし、面接官に対しても心地よく会話ができたということで良い印象を与えることができます。
また、「営業職志望だが独自の研究を行っている」「プログラマーとして働きたいが格闘技をしている」などギャップのある趣味も興味を惹きます。
3.エントリーシートの趣味の書き方時のポイント7つ
キャリアの神様
- 趣味の書き方のポイント
- 企業や職種ごとに内容を変える
- アピールポイントを明確にする
- 箇条書きではなく文章にする
- 要点をまとめてわかりやすく書く
- 具体的なエピソードを絡める
- アルバイトでの経験を書く
- 数字を入れて印象に残す
よしお
キャリアの神様
3-1.企業や職種ごとに内容を変える
エントリシートを書く際に重要なことは、「人事がこのエントリーシートを読んでどう感じるか」といった観点で文を書くことです。
業界や業種によって、その企業がも求める人物像は異なります。そのため、会社によってアピールすべきポイントも異なります。
例えば、外資系企業ではTOEICや英検の成績が良いのは大きなアピールになりますし、営業職の場合は自分の部活動経験やアウドドア趣味などを書くと体力や行動力があるということでアピールすることも可能です。
エントリーシートの自己PRに共通することではありますが、エントリーシートの趣味も選考を受ける業界や業種によって違いをもたせ、その企業に適したアピールをしましょう。
3-2.アピールポイントを明確にする
人事は、あなたのエントリーシートを読んで書類選考を通過させるかどうか、面接で何を質問するかといったことを考えます。そのときに重要なのは「その趣味を通してどのようなことをアピールするか」です。
チームスポーツが趣味の場合でも、アピール内容に変化をもたせることができます。
- 「リーダーシップ」をアピールしたいのなら、「チームのキャプテンをした」ということ
- 「貢献的であること」をアピールするのなら、「チームのみんなが過ごしやすくなるように部室の清掃を率先した」ということ
このように「チームスポーツ」ひとつをとっても、アピールするポイントを明確にすることで違った印象を与えることができます。
企業によって魅力的であると感じるアピールポイントは異なるので、企業が欲している人材に沿うようにアピールポイントを強調するというのが重要です。
3-3.箇条書きではなく文章で書く
エントリーシートの趣味・特技欄は短い文しか入らないようなスペースしかありません。そのため、よく箇条書きで書く人がいますが、具体的に述べるほうが人事に対してはわかりやすいので、あなたの趣味に関して高く評価してくれる可能性があります。
旅行を例に出すと、どこか特定の国や地域に何度も行くことを好むのか、行ったことのない国へ行くことを好むのかでは大きく印象が異なります。
「旅行」という単語だけ書くのではなく、「学生のころに、自分が行ったことのない国を24カ国めぐりました。」と書かれている方がよりあなたのことを理解してもらえます。
見出しを付けてテキストでまとめると伝わりやすい
趣味欄は限られたスペースしかありません。その限られたスペースに文章のみを書いてしまうと、見えづらくなってしまいます。そのため、見出しを付けてまとめると相手に伝わりやすくなります。
趣味はサッカーで、13年間続けており、高校時代は全国大会にレギュラーとして出場しました。
「向上心。毎日2時間以上の勉強でTOEIC950点を目指す」
趣味は英語の勉強で、TOEIC950点以上を目標に毎日2時間必ず勉強しています。
見出しを付けることで文章を読む前に何の話題なのか視覚的に一目でわかるようになり、相手に理解してもらいやすくなります。
3-4.要点をまとめる
エントリーシートの趣味・特技欄は非常に小さいです。その為書く際は要点をまとめてわかりやすく書きましょう。
面接の際に、あなたの趣味についてさらに知りたいと思った場合、間違いなく質問をしてくるので、具体的なエピソードや深掘った話を話せるように準備しておきましょう。
3-5.具体的なエピソードを絡める
エントリシートで趣味を書くときには、曖昧な内容や抽象的な言葉は避けて、踏み込んだ具体的な内容を書きましょう。
特に、「なぜそれが趣味なのか」、「どのように取り組んでいるのか」といったことを相手が理解しやすいように書く工夫をしましょう。
スポーツなどが趣味である場合は、過去の実績や活動内容、部活動であった場合はどのような立ち位置にいたかなどを書くとわかりやすいです。
読書が趣味である場合は、好きなジャンルや今まで読んだ中で気に入っている本と理由などを書くとよりわかりやすくなります。
料理が趣味である場合は、どのようなことに気をつけて料理をするか、どのように工夫するかなどが具体的でわかりやすいです。
3-6.数字を入れて印象に残す
趣味を書く際は、印象に残るインパクトのある数字を入れることにより、相手の印象に残りやすく、説得力も増します。
例えば、ストイックで規則正しい生活に気をつけているというのであれば、「毎朝5時に起きて、ランニングをし、毎晩20時から読書をし、22時に就寝する。」といった数字を交えるとわかりやすく、印象にも残りやすいです。
しかし、「毎朝7時に起きる」というのは、社会人にとっては当たり前のことなので印象は薄れます。このようにインパクトが弱まってしまうと感じた場合は、数字にこだわらず、心得やコツなど、別の角度から具体例を添えましょう。
よしお
4.エントリーシートの趣味欄の例
- 箇条書きではなく文章で書く
- 要点をまとめる
- 具体的なエピソードを絡める
- 数字を入れて印象に残す
編集部 橋本
4-1.エイサー
エイサーを始めて3年間、一度も練習を休まずに継続しています。
また、エイサーを踊ることでストレスが発散できるので、良いリフレッシュ方法にもなっています。
さらに、「エイサーを踊ることがリフレッシュ方法」と述べていることから、自分自身のストレス解消法を持っていることがPRできています。人事からすると仕事でストレスが溜まった時のリフレッシュ方法を持っている人は、自分でメンタルコントロールができる人であるという安心感を持てるので高評価に繋がります。
4-2.筋トレ
筋トレを始めた当初は、体重が50㎏しかありませんでしたが、5年間継続してコツコツ筋トレを行った結果、体重が65㎏にまで増加しました。
筋トレを始めたことで、これまで出来なかったことが出来るようになる喜びを知ることができました。今後の目標としてはベンチプレス120㎏を上げることです。
さらに、筋トレに熱中したことで自分自身にどのような変化があったのか、現状に満足せずに次の目標を向いている点も評価できます。
4-3.温泉
温泉に入ってとリフレッシュすることで、勉強やアルバイトを頑張る意欲が湧いてきます。
温泉の魅力にはまり込み、温泉好きの同級生と「温泉サークル」を立ち上げました。
加えて、温泉巡りを趣味の枠に留めずに「サークルを設立」するなど行動力も伝わります。好きなことをモチベーションにして、エネルギーにできる姿勢は評価できます。
4-4.ネットサーフィン
最近は政治とカネのニュースから国会の仕組みに興味を持ち、公式サイトから、国会豆知識をまとめる個人ブログまで、大小関係なく様々なサイトをまわって調べています。
しかし、インターネット上の情報は真実性が不確かなため、自分で調べた内容を統計データなどの客観的な数字と照らし合わせて間違いがないかを確かめる癖がつきました。
また、インターネット上の情報の不確かさも理解した上で、客観的データと照らし合わせて確かめるなどの工夫点も記載があり、情報リテラシーの高さを証明している内容と言えます。
一方で、ネットサーフィンが趣味の場合、良い印象を持たない人事もいるので、ネットサーフィンを通じて身につけたスキルは何かをきちんと伝えるようにしましょう。
4-5.アイドルの追っかけ
その課題を解決するためにアルバイトを2つ掛け持ちし、早朝6~8時までのシフトと17~22時までシフトに入ることで、月10万以上を確保しています。また、アルバイトとアイドルの追っかけを理由に大学を休むことのないように体調管理に注意を払い、大学の授業では単位を落としたことはありません。
目標を達成するための情熱は誰にも負けない自信があります。
アイドルの追っかけだけだと、良い印象を持たない人事もいますが、目標達成に向けた情熱などが伝われば高評価に繋がります。
5.エントリーシートに書いてはいけない趣味

書き方に工夫したとしても印象が悪くなる趣味もある
キャリアの神様
5-1.ギャンブル
ギャンブルが趣味である人は、どうしても「お金のトラブル」や「享楽的なことに溺れやすい」といったネガティブな印象を持たれてしまうので、エントリーシートに書くべきではありません。
「自制心がない」「堅実でない」といったネガティブな印象にも繋がります。
5-2.政治・宗教
政治や宗教など、その人の個人的感情や個人的価値観に強く基づき、思想は自由です。
自由な分、採用担当者も自信の考えを話しにく、相手にも質問しずらい内容です。
人柄や考え方を知ってもらうにはいい話題ではありますが、アイスブレイクを目的に趣味の話題を振ろうと人事が考えていた場合、扱いづらい話題となるため、避けた方がいいでしょう。
5-3.特になし・空欄
エントリーシートに趣味がないからと言って、「特になし」などの記述がされることがありますが、ESや履歴書に空欄があると志望度が低く見られてしまうため、この回答はあまり良い印象は与えません。
趣味をもつことはストレス発散やリフレッシュにも繋がります。ストレスを発散方法を持っているのかという視点でも趣味欄は見られています。
仕事をする上でストレスを抱えてしまった場合に、発散方法を持っていないと、身心の疲れが溜まりやすいと企業側は考えます。
仕事との切り替えやリフレッシュ方法を持っていると知ってもらうためにも、趣味欄の記載は必要です。
5-4.犯罪を想起させるもの
「ハッキング」や「生物の解剖」などといった、犯罪を想起させるような趣味に関しては書かないほうが無難です。
そういった趣味を持つと、「企業のリスク」とみなされ、書類審査の時点で落とされる可能性が高いです。
5-5.偽りの趣味
自分がかける趣味がはっきりしていないからと言って、嘘を書くのは良い手ではありません。
もし、内容を深掘りされたり、具体的なことを聞かれたりした際に答えられない場合は嘘がバレてしまいます。
嘘がバレた場合は、嘘をつく人間であり不誠実な人であるとして、その時点で落とされる可能性も高くなります。趣味を偽って書くのはやめましょう。
キャリアの神様
6.エントリーシートに書く趣味がないときの対処法2つ
よしお
キャリアの神様
6-1.趣味を作る
趣味がない場合は、気になっていることや興味のあることを始めてみると良いでしょう。
長く続けていなければ評価されない、と思うかもしれませんが、そんなことはありません。何か新しいことに挑戦するための決断力や行動力が評価される場合もあります。
6-2.休日の過ごし方を思い出す
自分が普段休みの日などに何をしているか思い出してみましょう。趣味がないと思っているかもしれませんが、自然にとっている行動のなかにも趣味がある可能性もあります。
また、それが趣味書けるものではないと思うかもしれませんが、どのようにアピールするか、何をアピールするかが重要なので、「自分がよくやっていることは大した事ではない」と判断するのはやめましょう。
6-3.他人の趣味を参考にしてみる
趣味がないと思っている人の中には人から見たら立派な趣味でも、自分ではそれが趣味だと気づいていない人もいます。
「これも趣味だと言っていいのか」と気づくには、他の人がどのようなものを趣味として挙げているのかを参考にしてみるといいでしょう。
その際に参考になるのが内定者のエントリーシートです。多くの人がどのような趣味を持っているかをまとめて見られるのはもちろんのこと、その趣味を内定者はどのように書いていたのかまで見ることができます。
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内定者の趣味の書き方を参考にして自己PRしてみましょう。
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7.まとめ|エントリーシートの趣味は中身が重要!
エントリーシートの趣味を書く際に重要なのは、どのようなことを書くかです。変わった趣味も目を引きますが、それよりもあなたがそれを通じて得たものや、どのようなことをしたかといった過程のほうが重要視される傾向にあります。
また、具体的なエピソードを交えて、企業の求める人材に沿ったアピールの仕方をすることでとても有効な自己PRとなります。
もしも趣味がなくて困っている場合は、新たに何かを始めてみると意外と熱中してしまったり、自分に才能があることに気がつくかもしれません。前から興味があることや気になっていることをなにか始めてみましょう。
よしお
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