ブラック企業ってどうやって見極めれば良いの?
ブラック企業を考えると急に不安になってきた
ブラック企業の面接に行って時間を無駄にしたくない
就活中にふとブラック企業の存在を思い浮かべたとき、自分の就活のやり方や内定先が急に不安になるでしょう。
この記事では、ブラック企業を見極めるレベル別判断基準リストを作成しました。このリストを見てやばいと思った企業は受けないでおきましょう。また、簡単にブラック企業を避ける就活法を紹介します。
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Contents
1.ブラック企業とは

入社後につらい思いをしてしまうブラック企業…
まずはブラック企業とはどんなものかを確認します。
①労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す。
②賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う。厚生労働省
またブラック企業になってしまう原因が以下のようなものです。
・経営が苦しい
・社員をこき使って人件費を安くあげることで利益を出すことが普通になっている
・ベンチャーなど設立まもない企業で、社長の設立当初の無茶な働き方を強要している文化がある
このような状況に置かれている企業はブラックである可能性があると言えます。
1-1.競争が激しく重労働でも人によってはブラックではない
そもそもブラック企業というのは大多数の人が酷いと感じたことをしている企業がそう呼ばれるようになっていて、重労働や競争率が高いことは全員にとってブラックではありません。
具体的には、以下のような例があります。
・徹夜での重労働が当たり前の業界だが、仕事内容が好きなことなのでやりがいがあって幸福
・競争率があまりに高いが実力が地位や賃金にはっきりと出る雰囲気が性に合っている
・昇進の可能性がほとんどなく給料もあまり上がらないが、福利厚生が充実していて安定もしているのでゆったりと暮らせる
・客観的にはパワハラやセクハラがあるように見えるかもしれないが、許容範囲でむしろコミュニケーションとして丁度よく自分に合っている。
キャリアの神様
1-2.誰しもにとってブラック企業なのは「デメリットしかない企業」
職場が一般的なブラックの条件にいくつか当てはまっていても、人によってはそう感じない場合もあります。なぜなら例にもあるようにデメリットの分、大きなメリットがあるからです。
つまり完全に誰にとってもブラック企業と言えるのはデメリットしかない企業です。
次は、そんな誰にとってもブラックである可能性を持った絶対避けるべきブラック企業を見極める手段について書いています。
よしお
2.ブラック企業を発見するための難易度別リスト
ブラック企業をどうやったら見極められるのかわからず不安がずっと残ってしまうとせっかく内定が決まってもずっと心が休まりません。
ブラック企業を見極めるには情報をしっかりと集め、また情報がもつ隠れた意味を読み取らなくてはなりません。
そのためには自分の判断基準をもつ必要があります。ですが、社会人の初心者である学生は当然ながらその基準が甘く、そのまま企業選びをすることは危険です。
そこで、判断基準を提供します。これは実際の企業選びに役立つのはもちろんですが、疑うポイントを理解さらに自分の基準を鍛えることができます。まずは自分の主観を捨てて考えましょう。
2-1.レベル別判断基準リストの見方
リストを効果的に使う手順を示しておきます。
場面毎にリストを確認
↓
注意するポイントを知る
↓
どんな隠れた意味が考えられるかを知る
↓
レベル1なら受けない
↓
レベル2、3なら企業への接触や口コミ情報、その他の情報からブラックであるかどうか判断
2-2.必見!レベル別判断基準リスト
ブラック企業を見極めるにあたって、「見極めにくさ」で大きく3つに分類されます。見極めレベルが低いものに関しては、ぱっと見ればブラック企業だと予測することができます。一方でレベルが高いものは見極めが難しいので、注意してください。
<ブラック企業 見極めレベル1>
ほぼ100%ブラックなので切っていくもの。
表に出てくる”広告”と”客観的な情報”とは以下のようなものを指す。
広告(企業がお金を払って載せている情報):マイナビなど
客観的な情報:四季報、新聞記事データベース、IR情報、口コミ(vorkers など)
場面 | 注目すべき情報 | 読み解き方 |
---|---|---|
求人広告 | 具体的な業務内容が書いておらず、夢・感動・成長など根拠のない言葉 | 一見学生の好むキーワードで引き込み入社したら過酷な労働をやらせたい。 |
若手なのに高収入、若手なのに管理職 | ・名前だけの管理職につかせて、法律上の拘束をなくす。(管理監督者は残業代がつかない) ・求められるスキルが低水準 |
|
不自然な大量採用(従業員数に対して採用人数が多すぎる場合) | 人材の出入りが激しい。つまり、離職者が多い。 | |
給料が非常識に高く、昇給が困難 | 仕事が過酷、残業代が給料に含まれていて高く見せている。 | |
企業説明会 | 無名なのに豪華なホテルでやっていたり、派手すぎる選考会を行なっている | 第一印象で学生を引き込もうとしている |
社長しか出てこない | 薄い人材層 | |
面接 | 過度な労働条件の説得 | 洗脳的にブラック企業の常識を吹き込み、文句を言わない労働者を作りたい |
内定までが早すぎる(コンビニのバイトじゃあるまいし) | 採用を質より量でやっている | |
面接時間が短すぎor長すぎ(通常1時間ほど) | 採用を質より量でやっている or 洗脳したい | |
内定後 | 内定後の懇親会などフォローがない。→企業に訪問など自分から積極的に接触し情報を得るべき | ギリギリまで労働者にっとって重要な残業代のカラクリやブラックな環境を隠し、内定を取り下げられないようにしている |
雇用契約書の内容および内定後に受けた説明が広告に乗っていた前情報と大きく違う(特に、給料面) | 学生を引き込むだけ引き込んで、後はこっそり悪い条件で働かせたい | |
雇用契約書に契約期間、就業場所、業務内容、労働時間、残業、休日、給与、退職の記載がどれか欠けている。 | 何かを隠しており、問い合わせる必要がある。明確にならないのであれば内定は辞退すべき | |
客観的な情報 | 離職率が高い | 労働環境or給料が悪い、もしくは昇進できる人数がかなり少ない |
平均勤続年数が短い | 上に同じ | |
相場よりもやたら高い初任給 | ボーナスが低く年収にすると低くなっている | |
その他 | 採用プロセスが短すぎる | 採用を質より量でやっている |
同族経営 | 同族以外は役職につくチャンスがなく、また会社が私物化されている可能性あり | |
不自然な時間帯に電話がつながる(深夜など) | 長時間労働をさせられている |
<ブラック企業 見極めレベル2>
ブラックの可能性があり、要検討のもの
場面 | 注目すべき情報 | 読み解き方 |
---|---|---|
求人広告 | 残業代のシステムが裁量労働制(みなし時間で労働時間が決定) | 安く長時間残業をさせて、人件費を削りたい |
企業説明会 | 精神論を強調している | パワハラ、セクハラ、徹夜などにも対して精神論で解決し用としている場合がある |
内定後 | 内定後すぐに長期研修があるなど拘束が厳しい | 他の企業に目を向けさせないようにし、自分の企業に染めて人材を確保し用としている→人材不足 |
客観的な情報 | 有休消化年平均が少ない | 休めず、ブラック労働させられる |
企業のニュースを調べた時、経営が傾くような不祥事、事件が起こっている | 赤字など余裕がないので、ボーナスの削減や労働時間の増量がされている | |
その他 | 企業のニュースを調べた時、経営が傾くような不祥事、事件が起こっている | そもそもブラック傾向にある業界、職種、企業規模。3つが揃っているとブラックの可能性が上がる |
赤字経営 | 経営を立て直すために人件費を削ったり、有給を削ったりと余裕がないことが社員に影響を及ぼしている場合がある |
<ブラック企業 見極めレベル3>
ブラックではない場合も多く、またブラックとまでは言えないが今後の安定や成長にかける企業である可能性があるもの。疑わしきは検証せよ。
場面 | 注目すべき情報 | 読み解き方 |
---|---|---|
求人広告 | 常に求人している | |
客観的な情報 | 設立年が最近 |
企業に余裕がない可能性や社長が自分のやってきた努力と同じ分の労働を強要する文化がある可能性
|
売り上げが伸びている(いいことのはずだが) | 人件費を非常識に削っているから伸びている、という場合もある | |
将来性のない伝統的な事業にしか力を入れていない | そこで働いても会社がジリ貧になっていき後々ブラック化する可能性がある。また、そうなった時にスキルが身についておらず、良い転職もできない。 | |
企業ホームページ | 中途採用をしていない | 優良な企業であれば必要に応じて中途で人材を確保するが、それをしていないのは、企業として無駄の多い経営をしており、その歪みが労働者に向けられる場合がある |
業績数だけを無機質に載せている | 透明性のある経営をしていない。情報公開に消極的な企業は後ろめたいか魅力がこれといってないと自分で言っているようなもの |
3.転職系口コミサービスvorkersやカイシャの評判を利用する
リストの見方やリストの中で出てきた口コミサイトですが、ここを利用すれば実際に企業にいた人の実体験や生の意見を見てリストのレベル2や3の企業がブラックかどうか確かめるのに役立ちます。
以下の転職系のサイトは実際に企業で働いた人の口コミが載っていて、就活系にある就活生による口コミとは違ったメリットがあり、ブラック企業を見極める場合は転職系の方が有利です。
・vorkers(学生無料・サービスの登録が必要)
・カイシャの評判(登録なしで閲覧可能)
・就活会議(転職会議)(登録必要・学生無料)
4.安全な企業を楽に見つけられる就活サービス
ブラック企業見極めリストで、実際に自分でブラック企業を見極めてもらいました。先ほど書いた通り、学生は社会人初心者で、情報リテラシーはまだまだ低いです。
ですので、賢くちゃんと信頼できる大人の力を借りれればより安全な企業選びが可能です。
そこで、予め紹介企業を訪問し労働環境等を調査することでブラック企業を排除しているサービス『キャリアチケット』を使いましょう。
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少し疑い深くなったあなたは、サービスの運営会社も怪しい企業を紹介するのではと考えるかもしれません。そこで当メディアが数あるサービスの中からブラック企業を避けるという観点で有益なサービスのみ選ばせていただきました。(実際に使用済)
5.まとめ
・ブラック企業の捉え方は様々だが、誰しもにとってブラック企業と言えるのはデメリットしかない企業のこと
・難易度レベル別判断基準リストは自分で使うことで判断力を鍛えることができる
・ブラック企業を見極めるには転職系の口コミサイトが有利
・社会人初心者の学生は社会人玄人の力を借りる
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