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面接で落ちる理由|面接官が重視するポイントをあわせて解説

本コンテンツは独自に制作していますが、一部にサービス提供企業等から広告料および送客手数料を受領しているPR情報が含まれています。

・面接で落ちる理由がわからない

・否定されているようで自信がなくなってきた

・このまま面接に落ち続けて内定0だったらどうしよう

「書類選考は通過するのに、面接は何社受けても採用見送りばかりとなっている」就活生の中には、このような悩みを抱えている人が多いのでは?

書類選考に通過しているのであれば、企業はあなたに興味を持っていることには間違いありません。

履歴書やエントリーシートを見て、会ってみたいと思ったからこそ書類選考に通過しているのです。

あなたの持っているスキルや入社意欲は認められているのに、なぜ面接に落ちるのでしょうか?

それは、実際に会ってコミュニケーションを取ることで、物足りなさがある、一緒に働くのは難しいと思われているからです。

面接に落ちる人の理由や対策について一緒にグループ面接を受けたメンバーを見て、「あっ、この人落ちたな」と思った瞬間を基に解説いたします。

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1.面接官が面接で注視する5つのポイント

  1. 明るさ・笑顔・人当たりの良さ
  2. 素直さや伸びしろ等の成長可能性
  3. 入社したいという熱意
  4. 職場の雰囲気に合うか
  5. まじめさ・誠実さ

面接を何度も受けるものの、毎回お見送り連絡をもらうと精神的追い込まれてしまう人も少なくないと思います。

「どうして毎回落とされるのかわからない……」「どこにも就職できないかもしれない……」という思いにさいなまれ就職活動から逃げ出したくなる気持ちもとても分かります。

落ちる理由がわからない時こそ、面接官視点を把握することが大切です。

そこで、マイナビの2021年企業新卒採用予定調査から、企業側が面接時に特に注視しているところを5つ紹介します。自分自身の面接時の様子を思い浮かべながら読んでみてくださいね。

1-1.明るさ・笑顔・人当たりの良さ

まず1つ目は「明るさ・笑顔・人当たりの良さ」です。これは企業全体の半数以上が注視している部分であり、面接で最も重要だといっても過言ではありません。

自己紹介や志望動機、自己PRなどを伝えることに必死になり、顔がこわばっていませんか?

「面接は真剣な場だから真剣な顔で話すべきだ」と考える人もいるかもしれませんが、好印象を持てる人間かという部分も見られています

そのため、挨拶や自己紹介をする際は自然な笑顔を意識しましょう。

しかし、面接中ずっと笑顔だとヘラヘラした印象を与えかねないので、自己PRや志望動機など真剣な話をする際は、真剣な表情で話した方がいいです。

場面や話す内容によって最適な表情を作ることによって、面接官から好感を持ってもらうことができます。

1-2.素直さや伸びしろ等の成長可能性

2つ目は「素直さや伸びしろ等の成長可能性」です。

そもそも新卒採用とは、学生の将来性や伸びしろなどの可能性を見込んでおこなう採用になります。

そのため、成長意欲や素直さなど「この学生は今後成長しそうだな」と企業側に思ってもらう必要があるのです

学生時代に身につけたスキルや経験で勝負しようと考えている人もいるかもしれませんが、あまりおすすめしません。

企業側が即戦力になるようなスキルや経験をもった人材が欲しいのであれば、中途採用で社会人経験や特定のスキルを持った即戦力となる人材を採用するからです。

面接だけでなく就職活動全体で重要なのは、企業側の視点に立ち「何を求めているのか」を考えた上で行動・発言することです。

1-3.入社したいという熱意

3つ目は「入社したいという熱意」です。

これは当たり前のように思うかもしれませんが、意外と上手く伝えられていない学生は多いです。

特に多いのは「ありふれた内容の志望動機」です。

例えば「その動機であれば、同じ業界であれば別の企業でもいいのではないか?」と思われてしまうような動機です。

入社したいという熱意は「自分自身の経験」と「企業の独自性」を掛け合わせてオリジナリティを出すことが重要です

そのためには、しっかりと自己分析をおこない「自分何のために何をして働きたいか」を明確にし、企業分析でその企業の独自性を明確にしていきましょう。
おすすめの自己分析ツール7選|就活生が無料で診断できるサイトを厳選

1-4.職場の雰囲気に合うか

4つ目は「職場の雰囲気に合うか」です。

いくら優秀な学生であったとしても、今働いている人との相性がよくないと精神的にしんどくなる可能性があります。

せっかく入社したにも関わらず、早期退職につながりかねません。

自分が本当に入社したいと思う企業にはOB訪問をおこない、職場の雰囲気や活躍している人などを事前に把握しておくといいでしょう

しかし、いくら志望度が高い企業であっても、自分の性格や思考を偽ってまで入社することはおすすめできません。

自分自身を偽ると大きなストレスがかかってしまい、長くは続かないからです。

「ありのままの自分を求めてくれる企業を探す」ことも就職活動では非常に大切です。
OB訪問のやり方とは?間違えたくない就活生が押さえるべきポイントと口コミ

1-5.まじめさ・誠実さ

最後に紹介するのは「まじめさ・誠実さ」になります。

2つ目の「素直さや伸びしろ等の成長可能性」でも紹介しましたが、新卒採用では将来性や伸びしろを見て採用をおこないます。

与えられた仕事をまじめに取り組めそうになかったり、クライアントに対して誠実な対応が出来そうにない、と面接で判断されてしまうと内定を獲得することが難しくなります

また、真面目さや誠実さについては、面接以外の部分で見られていることもあります。

日頃のメールの文面や面接後のお礼連絡などをしっかりとおこなっておくと、誠実さや真面目さをアピールできます。

選考の場だけではなく、メールや電話などで企業と接点を持つ際は、常に誠実に対応するように意識しましょう。

面接官は「一緒に働きたいかどうか」「企業に貢献してくれる人材か」を重視しているようじゃな。

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よしお

意外と中身を見てくれてるんだな!

2.面接で落ちる理由①第一印象が微妙

2-1.清潔さを出す

一緒に働くうえで、見た目の清潔さは重要です。

第一印象が微妙で面接に落ちる理由のひとつには、清潔さが感じられず一緒に働くことが不愉快だと思われている可能性があります。

シャツは、着て2日目のようにシワしわになっていませんか? シミなどの汚れは問題外です。

髪の毛が顔にかかりうっとおしくなっていたり、爪が伸びきっているのも、清潔感がないと思われる原因です

見た目が面接で落ちる原因とならないようにするためには、髪の毛は顔にかからないようにカットするか束ねましょう。男性は髭もきれいに剃ってください。

洋服のシミなどの汚れはないようにし、靴も泥跳ねや汚れがついている場合は、拭いておきましょう。 忘れがちな爪も面接のときは整えましょう。

2-2.表情をつくる

第一印象が微妙だと思われてしまう理由には、表情がないこともあげられます。

初対面の人に会ったとき、表情からその人の雰囲気や人柄を感じ取ることも多いですよね。緊張すると、眉間にしわが寄ったり唇をかみしめたりしてしまいがちですが、顔が強張っていると採用担当者が人柄を掴みづらくなります。

面接では肩の力を抜くだけでなく、顔の力も意識して抜くようにしましょう。両方の口角を気持ち程度上げ、明るい表情を意識しましょう。

表情を明るくしておくといっても、常時ニコニコしていればいいものではありません。常にニコニコしていると感情が読み取れないため「今何を感じているんだろう?」「〇〇についてどう思っているんだ?」と採用担当者が疑問を抱きやすくなります。話す内容に応じて表情を変化させることで、人間味がでます。

志望理由を伝える際には真剣な表情を作ることも場合によっては必要ですし、短所で失敗エピソードを伝えるときにも、相応の表情を出していきましょう。

また、採用担当者の話を聞くときも、真剣さはありながらも明るい表情で頷いたりすると、話が伝わっていることをアピールできます。

2-2.姿勢や振る舞い方にも意識を向ける

面接での姿勢や振る舞い方に意識を向けるのもポイントです。たとえば、面接会場に入室するときの目線や椅子まで歩くときの姿勢も、面接官はしっかり見ています。

もし入るときに下を向いていたり、猫背で椅子まで歩いていたりしていると、面接官に自信のなさや堂々としていない姿を印象付けてしまいかねません。入室や退室時の姿勢は相手の目線に顔を向けて背筋を伸ばして移動するのが基本です。

また、椅子に腰掛けるときも背中までぴったりと深く腰掛けるのではなく、背もたれと背中に拳1つ分くらいの隙間ができるくらいの位置で座ることを心がけてください。

3.面接で落ちる理由②ビジネスマナーが守れていない

3-1.遅刻厳禁!時間厳守で遅れる場合は報告する

当たり前のことですが遅刻は厳禁です。遅刻は「私は約束を守ることができない人間です」とアピールするようなものです。

そのため、面接前日にはスーツや荷物などの準備を済ませ、早めに就寝しましょう。

とは言っても、人間は間違いを犯してしまう生き物です。

遅刻しそうになった時はすぐに電話で遅刻する旨を伝え、しっかりと謝罪しましょう

面接の実施については、電話口で伝えられると思うので、指示に従ってください。

企業側のスケジュールが詰まっていることもあるので「改めて面接を受けさせてください!」としつこく言うのは控える方が賢明です。

電話後はメールで再度謝罪してください。誠意が伝われば、再度面接の機会をいただける可能性もあります。

志望度が高い企業の場合はできる限りのことはしましょう。

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3-2.元気よく挨拶し正しい敬語を使う

挨拶と敬語は社会人の基本中の基本です。

面接会場に着いたら、社員と思われる人全員に笑顔で元気よく挨拶しましょう。

声が小さかったり自信がなさそうな暗い表情をしていると印象がよくないので、しっかりと顔を上げて相手の目を見て挨拶することを心掛けてください。

また、気付かないだけで敬語の使い方を間違えている可能性があります。

過剰な敬語の使用や尊敬語と謙譲語が混同など、自分では正しいと思って使ってる場合が多いため、一度軽く勉強しなおすのがおすすめです

正しい敬語を使える学生はあまり多くないため、正しい敬語を使えるだけでも大きな武器となります。

4.面接で落ちる理由➂話が聞き取りづらい

面接で話す声が聞き取りづらいという理由で面接に落ちることもよくあります。

面接官は「あなたと一緒に仕事したいかどうか」も1つの観点として評価しているのです。もし仕事でコミュニケーションを取るのに話し声が小さいとうまく意思疎通が取れません。

また、緊張で早口になってしまって、相手に聞き取ってもらえないことも不合格の原因になる場合があります。面接では実際の仕事をイメージして、ハキハキと相手に伝わる話し方ができているかどうかも見られていることを覚えておいてください。

よしお

そういえば声が大きすぎて面接に落ちる夢を見たことがあったぞ!
あくまでも相手にしっかり話が伝わるくらいにハッキリと話す声量が基本じゃぞ。

キャリアの神様

4-1.適切な声の大きさを把握しておく

自分の声の適切なボリュームを事前に把握しておくと安心です。

たとえば、大学のゼミで議論するときの声量やアルバイトしているときの声量など、自分が意識的に声を出している場面を思い出してみましょう。面接ではそのときと同じくらいの声量で相手に話すように心掛けると、本番で声量に迷いにくいで

事前に就活エージェントなどを利用して模擬面接をしてもらい、自分がよく出している声量で受け答えをする練習を重ねておくと、本番でも同じ声量を再現できます。

本番の面接では緊張して声量が小さくなる場合が多いです。事前の面接練習では想定よりも少し大き目の声量で受け答えする練習を重ねておくと、本番で多少緊張しても適切な声のボリュームを維持できるのでぜひ試してみてください。

4-2.話すスピードを意識する

前述したとおり、緊張すると話すスピードが早口になってしまう点も落ちる人の特徴です。面接官もあなたが早口すぎてしまうと何を言っているのか聞き取れず、どうしてもマイナス評価になる場合があります。

早口になる場面として、自分が想定していたとおりの質問が来たときが挙げられます。完璧な想定問答を再現しようとして途端に早口になってしまう可能性が高いです。

事前に面接で話すスピードを意識した練習を重ねておくと本番でも自分の早口に気付きやすくなります。自分が一番リラックスしているときを思い浮かべて、そのときの話すスピードを目安にしましょう

5.面接で落ちる理由③受け答えができない

5-1.会話のキャッチボールをする

面接で落ちてしまう人は、会話のキャッチボールができない人です。

面接はスピーチやトークショーの場ではありません。

面接官と会話のキャッチボールができない人は、コミュニケーションを取ることが難しいと判断されて落ちる原因になります。

面接では話の内容ももちろん大切です。しかし相手の話を聞くこと、質問に適切に答えることも、求められるスキルです

面接では、相づちも「しっかり聞いていますよ」という意思表示になります。

反対に、面接官が話している最中に、きょとんとした表情で意思表示をしない場合「話を聞いているのか?」「理解できているのか?」と思われてコミュニケーションが取れないと判断されます。

5-2.自分の考えをしっかり口に出して伝える

相手の話をきちんと聞くことができ、質問に的確に答えたはずなのに面接で落ちる場合は自分の意見がないという理由が考えられます。

マニュアル通りの回答だと人柄が伝わらず、コミュニケーションを取るのが難しいと思われてしまうこともあり、面接で落ちる原因となります。

しっかり選考対策をして回答もあらかじめ考えていても、自分の言葉にして伝えなければ採用担当者にあなたの志望度や考えは伝わりません。

口に出すのが苦手な人は、聞かれるであろう質問に対する答えをまとめた上で、話す練習をしましょう

相手は家族でも大学の友人でもいいです。口に出すことに慣れることが大切です。

さらなる対策としては、面接の練習相手に自分の回答に対して「具体的に?」「つまり?」と質問してもらってください。

面接本番でも回答を掘り下げる質問は多いことが予想されます。

掘り下げられた質問に対しても、自分の考えを口に出して伝える練習しておくことで、面接当日は自信をもって臨めます。

5-3.要点をわかりやすく説明する

聞き手にとって、論点の見えない話は非常に理解しづらいものです。

どんなに興味深い内容でも話し方によっては何を話しているのかよくわからず、理解できないまま質問が流されてしまいかねません

難しく考えずに話の構成を意識しましょう。まずは、結論から話します。

何について話すのか、どんなことについて話すのかをまず伝えることで、その後のエピソードがイメージしやすくなります。

面接では、結論→理由→例→結論の順番で話しましょう。

要点が理解できれば、聞き手もより興味を持って話を聞いてくれるようになります。

文章の構成次第で印象が大きく変わるので、面接に落ちる人は結論から話すことを意識してみてください。

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6.面接で落ちる理由⑤回答内容が薄い

面接官からの質問に答えた内容が薄いと、面接官になかなか良い印象を持ってもらうことは難しいです。

回答内容の薄さは、準備不足が主な原因です。事前にどんな質問が来るのかを想定しておき、自分の回答内容に矛盾がないかをよく確認しておきましょう。あとは自信を持って伝えられれば、面接官に良い印象を持ってもらえる場面も増えて、面接合格に近づけるかもしれません。

よしお

俺は自分の長所を「元気なところです!」とだけ答えたら笑われてしまったぜ!

6-1.事前に質問を予測して回答を考えておく

回答内容を充実させるために、まず事前にどんな質問が来るかを予測しておきましょう。

どんな質問が来るかを調べるには、就職情報サイトを利用して、過去にその企業を受けた先輩の選考体験記などを見ておくとイメージが付きやすくなるのでおすすめです。もちろん、その企業のホームページなどを見て企業の基本情報、業界内でのポジションや特徴、提供サービス、代表取締役の名前なども必須知識として調べておくと、聞かれたときに焦らずに済みます。

聞かれそうな質問だけをリストアップしたら、あとはそれに対する自分の回答を考えておきましょう。聞かれるだろうと思う質問は、とにかくまずリストアップしておくと安心です。

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6-2.自分の回答に矛盾がないか確認しておく

質問のリストアップができたら、次に回答を考えます。

回答を考えるときのコツは、回答内容に矛盾がないかをよく見ておくことです。たとえば「自分はいつもリーダーのポジションでみんなを引っ張るのが得意です」と長所を答えたあとに、別の質問で「1人でコツコツと作業を進めるのが得意です」と言ってしまうと、回答が矛盾してどちらが長所なのかがよく分かりません。

矛盾がないかをチェックする簡単な方法としては、「なぜなぜ思考」といって、回答に「なぜ?」のツッコミを入れていくことです。「チームを引っ張るのが得意です」という長所なら、「なぜチーム引っ張るのが得意なのか?」とツッコミを入れることで、その回答を深掘りすることができます。

実は企業の面接もこの「なぜなぜ思考」と同じように質問してくることがほとんどのため、ぜひ面接対策で取り入れてみてください。

6-3.模擬面接を積極的におこなう

本番の面接前には、模擬面接を重ねておくと回答内容をブラッシュアップできます。

就活エージェントを利用すれば、実際に受ける企業を想定した質問をキャリアアドバイザーからしてもらえるため、自分の回答内容が企業で評価されるかをチェックしやすいです。

逆に模擬面接をしておくことで、自分では想定できていなかった質問も見つけられるかもしれません。そのため、模擬面接は本番前に受けておくことをおすすめします。

就活エージェントを複数併用しておくと、本番の面接前に模擬面接の回数を重ねられるので、うまく日程調整しておくと効率よく対策が可能です。

7.面接で落ちる理由③入社意欲を感じられない

7-1.企業研究を念入りにする

面接で落ちる就活生の中には、入社意欲はあるものの企業研究が薄い人もいます。

企業研究により、世間への影響や働き方が分かります。他にも、企業の課題や、これからどんなことに力を入れていくのかなど、事業の動向も見えるようになるのです。

これらを知ることで、自分の3年後、5年後のビジョンをつくることができ、説得力のある志望動機になります。

仕事内容や職場環境を十分に理解することで、自分の強みを活かして企業の利益へどのように貢献できるのか、貢献するためにどのような立ち振る舞いで働くのかを、具体性をもってアピールすることができます。

面接で落ちる人は、企業研究をもう一度おこない、企業を知るだけでなく、知った上で自分はどのように思うのか、関わりたいのかを繋げて伝えられるようにしましょう

7-2.その企業でなくてはいけない理由を具体的に伝える

その企業でなくてはいけない理由が不明確で、採用担当者に「他の企業でもいいのではないか?」と判断され、落ちてしまうケースもあります。

どうしても志望企業でなくてはいけない理由は、同業他社との比較で見えてくるはずです。

似たような事業をしていても、社会での有り方は経営者によって違います。

同じ営業職でも職場の雰囲気やキャリアアップの仕方は違います。

似たような事業内容でも、プロジェクトへの取り組み方や携わりかたが異なる場合もあるでしょう。

どんなところに魅力を感じたのか、明確に答えられるようにしましょう。

OB訪問で社員が感じる企業の魅力を聞くのも参考になりますし、インターンシップで業務に携わってみることや、企業訪問で職場環境を知るのも効果的です。

経営者が書く書籍やインタビューを受けている書籍、雑誌や新聞に目を通すのもいいでしょう。

7-3.逆質問の機会では必ず質問する

企業の面接では最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがほとんどです。しかし、ここで「特にありません。」と答えてしまうと、入社意欲を疑われてしまうかもしれません。

面接全般を通じて微妙な評価だった場合、この逆質問の時間が最後のアピールチャンスにもなります。そのため、逆質問ができる機会があれば、必ず質問するようにしてください。

ただ、逆質問で何を聞けば良いのかが分からない人も多いかもしれません。その際は面接中に受けた質問について面接官の価値観を聞いてみましょう。

たとえば「さきほど、どんな上司だったら嫌か?という旨の質問をいただきましたが、〇〇さん(面接官の名前)はどんな人とご一緒にお仕事をされたいかを参考までにご教示いただけないでしょうか?」と聞いてみてください。より企業の情報を得たいという裏付けになり、入社意欲の高さをアピールできます。 OB訪問してる?圧倒的に有利に就活を進められるOB訪問サービス5選

8.もしかして!?面接で落ちるかもしれないフラグ

面接中に「あ、これはもしかしたら面接に落ちたかも」と感じた経験がある人もいるかもしれません。ここでは面接で落ちるかもしれないフラグをいくつか紹介します。

落ちる理由がわからないまま不合格になる場合も多いですが、面接官によっては「この人はダメだな」と感じるような落ちるサインが出ている場合もあるのです。

よしお

面接で一度も笑ってもらえなかったけど合格した面接もあったぞ!
フラグがすべてではないぞ。ただマズいなと感じたらすぐ改善したほうが良いじゃろう。

キャリアの神様

8-1.面接官が面接に乗り気ではない

目の前の面接官が面接に乗り気ではない場合は面接で不合格となる可能性があります。

たとえば、質問してくる言動にやる気が感じられない場合、最初の数分で自分への評価が下がっていたかもしれません。「この人はちょっとダメだな」と最初に判断されてしまうと、その後の質問にも乗り気にならない場合が多いです

もしそのような落ちるフラグを察知してしまったら、どこがダメだったかをきちんと振り返りしなければいけません。

面接官がどのタイミングから乗り気でないかを把握しましょう。ただ、初めから乗り気ではない場合には面接官の性格やその日の体調など自分由来ではない別の要因があるかもしれませんので落ちるフラグとは言い難いです。

8-2.回答に対する深掘りや追質問がない

質問にせっかく答えたのに何も深掘りや追質問がない場合も、落ちるフラグかもしれません。なぜなら、面接を長引かせても評価は変わらないと判断される可能性があるためです。

面接の序盤で見限られてしまった場合には、必要最低限の質問だけおこなって面接を終了するケースもよくあります。面接の序盤は回答への深掘りがされていたのに、後半はほとんど単発の質問しかされなくなった場合には、落ちるフラグの可能性を疑ったほうが良いかもしれません。

ただ、この場合も100%落ちるとは言えません。面接の冒頭で高評価だった場合にも序盤で次の面接に進ませてOKといった判断が出ることもあります。そのため、深掘りがされないというのは低評価か高評価かの2択であることが多いです。

8-3.次回面接や入社後の話がない

次回の面接についての案内や、入社後の話がまったくされなかった場合にも落ちるフラグが立っていることがあります。不合格の評価が出てしまった場合には、特に次回以降の選考の情報を出さずに必要最低限の質問をして面接を切り上げる面接官も多いです。

逆に面接で評価が高かった場合には、面接官もあなたを自分の部下だと見立ててどんな仕事をしたかを聞いてみたいと思うことも良くあります。入社後のキャリアや希望などをよく聞かれた場合は面接官があなたに今関心を持っているというサインです。

もし次回の話や入社後の話がほとんどされなかったら自分への関心が低い可能性が高いかもしれません。ただ、企業によっては一律にその場では次回の面接の情報を伝えないという決まりにしている場合もあります

8-4.逆質問に対する回答が薄い

逆質問は自分を企業に売り込む最後のチャンスですが、逆質問の回答が薄かった場合には、自分への評価があまり芳しくない可能性があります。

たとえば、基本的に面接では面接官が2〜3名おり、それぞれ人事部門や現場部門長などが担当している場合が多いです。面接官があまりかかわってこなかった領域の質問をしてしまうと、面接官もなかなか答えづらいこともよくあります

一方で逆質問がその現場部門長が好むような質問内容だと回答にも熱が入りやすく、質問をしたあなたを高く評価してくれるかもしれません。

逆質問に対する回答やリアクションがあなたへの関心度合いを示すことが多いです。そのため、回答内容が薄かった場合はどこがダメだったかを必ず振り返り、次回の選考に活かしましょう。

9.面接対策のおすすめ

9-1.他己分析をする

面接対策におすすめなのが他己分析です。他己分析は、自己分析と違って周囲の人から自分の性格を伝えてもらえばいいんでしょ? と考える人は多いと思いますが、私が実際にやっていた他己分析はそうではありません。

私からあなたに、秘伝の「自分を正しく理解するための方法」を紹介しましょう。

私なりの方法はシンプルです。

編集部 橋本

①初めましての人に会って、②自分について話し、③フィードバックを貰うこと。

これだけです。これはOB訪問や、同世代の就活生、とにかく初対面なら誰でもOKです。

自分と近い人ではなく、初めましての人に自分について話し、フィードバックをもらうことが大切なのです。

自分と近い人の場合、あなたの境遇や過去の出来事を知っていて、あなたの考えを普段から耳にしている人もいるでしょう

その場合、あなたの自己分析と同じ考えになる可能性があります。

しかし、初めましての人であれば、あなたを見て、あなたから自分にについて話しを聞くことで、客観的に感じたことを伝えられます。

面接でも、初めましての人に自分をプレゼンすることになります。

他己分析で感じられるあなたの人柄は、採用担当者も同様に思うとまずは考え、フィードバックを参考に改善していきましょう。

9-2.就職エージェントの利用

面接対策がうまくいかなくて困っているのであれば、就職エージェントの利用も検討してみましょう。

就職エージェントは企業の紹介だけでなく、面接対策もしてくれます。

自分では相手に分かりやすく伝えているつもりでも、何が言いたいのか分からなかったり、目が泳いでるクセに気付かなかったりと、面接での改善点は自分ではなかなか分からないものです。

就職エージェントを利用することで面接に落ちる原因を発見し、選考通過するための対策も可能です

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9-3.大学のキャリアセンターを利用する

就活では、大学のキャリアセンターを上手に利用しない手はありません。

求人情報が得られることはもちろん、就活のためのガイダンスをはじめ、先輩である社会人による講演会や懇談会などのイベントから、個別相談まで、実に様々な就活に役立つ情報・イベントがあります。

その中でも特におすすめなのが、模擬面接です。

大学によっても異なりますが、模擬面接講座を受けた後で実際にロールプレイができたり、個別に対応している場合もあります

他の人の面接の様子を見学できる場合は、人の良い所を吸収して選考通過の確率をあげていきましょう。

9-4.OB訪問サービスを利用する

面接対策をするにあたってOB訪問は非常に効果的です。実際に社会人に会うことによって服装や振る舞い、言葉遣いなどを学ぶことができます。

また、上記で紹介した他己分析をするためにもOB訪問は役立つのでぜひ積極的に実施してもらいたいです。

人脈があまりなく「自分はOB訪問なんてできない……」と思っている人も多いはず

そんな人はOB訪問サービスを使えば、簡単にOB訪問をすることができます。

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10.事実を知るために、客観的なフィードバックを

面接で自分の言葉で堂々と話せるようになるには、 自分を本質的に理解しなければなりません。

そのためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、今まで出会ったことのない人に会って、自分のことを話す。そしてあなたについてのフィードバックを貰う。

客観的に見た自分が「本当の自分」です。本当の自分を理解できれば、面接で仮面をかぶって取り繕う必要はなくなります。

小手先のツールやテクニックに惑わされず、本質的に自分を見つめ直す。

あなたが今まで知らなかった自分を発見し、採用担当者に上手に伝えられるようになれば、面接で落ちる回数もどんどん減っていくでしょう。

P.S.

その足ががかりと言っては何ですが、キャリアコンサルタントに就活相談をしてもらうことを、僕は強くおすすめします。

なぜなら僕も、何もわからない状態からたくさんの社会人とお話をしてきたことで「自分という人間」が明確に分かり「将来のビジョン」が見えたからです。

じっくりとあなた自身の相談に乗ってもらいたいならキャリアチケットというサービスがおすすめです。

面接に落ちる人の特徴である「自分のことをわかっていない」「嘘をつく、下手に取り繕う」「質問にクリティカルに答えられていない」などの悪い癖を矯正する意味でも、かなり使えるサービスだと言えます。

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