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【WEB面接の流れ】23卒が把握するべき事前準備から当日の流れを徹底解説

本コンテンツは独自に制作していますが、一部にサービス提供企業等から広告料および送客手数料を受領しているPR情報が含まれています。

新型コロナウイルスの影響から、就活の選考においてWEB面接を取り入れる企業は増えています。
交通費をかけずに選考を受けられるので、特に地方の就活生にとっては嬉しいことでしょう。

しかし初めてWEB面接をする人にとっては、不安もあると思います。

・当日までどのような準備が必要なの?
・入室、退室がなくて、どのように面接はスタートするの?

このような疑問がある人もいるのではないでしょうか。
ここでは、WEB面接を初めて受ける人に向けて、面接当日までの流れと、面接当日の流れについて紹介します。

この記事を読むことでWEB面接の準備が万全に整い、当日の不安を軽減できるでしょう。

1.WEB面接とは

WEB面接とは

インターネットとオンライン通話ツールがあればどこでも実施できるWeb面接

  1. インターネットを利用してテレビ電話の感覚で面接をすること
  2. 対面の面接と同じだと思っていると失敗する可能性がある

1-1.インターネットを利用してテレビ電話の感覚で面接をすること

WEB面接とは、インターネットを利用してテレビ電話の感覚で面接することです。

日本では以前から一部の企業において取り入れられていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2021年卒者向けの採用から多くの企業がWEB面接を導入しました。
WEB選考経験率のグラフ

(参照:株式会社ディスコ_キャリタス就活2021「7月1日時点の就職活動調査」)

WEB面接といっても通常の面接と大きな違いはありません。実際に企業に訪問して対面で面接するのと、画面越しで面接する違いはありますが、WEB面接であっても挨拶・自己紹介・質疑応答・お礼という面接の流れは同じです。

違いがあるとすれば、対面式の面接であれば面接当日に企業を訪問して面接に臨めばよかっただけですが、WEB面接の場合は回答内容以外の「事前準備」が必要です。

1-2.対面の面接と同じだと思っていると失敗する可能性がある

対面面接の準備しかしていないと、WEB面接で失敗する可能性があります。当日の流れや面接での質問内容は変わりませんが、WEB面接ならではのトラブルが起こり得るためです。

インターネット接続やマイクのトラブルなど、対面面接では起こらない問題が発生するかもしれません。また、面接会場と異なる環境であるため、コミュニケ―ション方法を工夫しないとマイナスな印象を与えてしまうこともあります。

面接は、人生を左右する大切な場面です。WEB面接に必要な事前準備やトラブルへの対策方法を知り、面接を安心して受けられるようにしましょう。

2.【WEB面接】当日までの流れ

  • STEP.1
    企業から面接の形式の指定を受ける
  • STEP.2
    WEB面接に必要な物の準備
  • STEP.3
    WEB面接で使用するツールのダウンロード・設定
  • STEP.4
    面接ができる場所を確保
  • STEP.5
    企業のパンフレットや逆質問やメモを準備

2-1.企業から面接の形式の指定を受ける

WEB面接を受けたことのない人は「どうやってWEB面接をおこなえばいいの」と不安になることでしょう。面接を受ける際は、必ず企業から面接の形式を指定されるので安心してください。

面接形式がWEB面接の場合は、あらかじめ企業側から「使用ツール」「日時」「接続方法」などの細かな指示があるので、基本的にはそれに従って対応すれば問題なくWEB面接を始めることができます。

企業側から指定される「使用ツール」の種類によっては、事前にアプリをダウンロードしなければならないものや、ダウンロードせずにブラウザ経由で接続できるものもあるので、アプリダウンロードの必要有無は必ず確認しましょう。

2-2.WEB面接に必要な物の準備

WEB面接を実施するにあたり、事前に準備が必要なものがあります。WEB面接当日に準備ができていないと、企業側へ与えるイメージも悪くなってしまいます。

面接を始める前に評価を下げるのは非常にもったいないので、環境面や備品といった事前準備は入念におこないましょう。

WEB面接で必要な事前準備~ハード・環境面~
  • インターネット環境
  • PCまたはタブレット・スマートフォン
  • イヤフォンやタブレットを固定する備品

上記3点がなぜ重要なのか、それぞれ見てみましょう。

インターネット環境

WEB面接に最適なネットスピード

WEB面接をおこなうにあたってインターネット環境は必須です。特にWEBカメラを使用して面接をすることになるので、安定したインターネット環境は必要不可欠といえます。

速度制限がかかってしまうようなポケットWiFiやスマホのテザリング機能を使うのではなく、可能な限り有線LANケーブルをPCに繋ぐか、公衆WiFiではない速度容量無制限のWiFiを使うことをおすすめします。

どうしてもポケットWiFiやデザリング環境下でしかWEB面接を受験できない場合は、接続状況が問題ないか事前に接続テストをしておくといいでしょう。

PCまたはタブレット・スマートフォン

WEB面接を受けるには、PCまたはタブレット・スマートフォンが必要になります。企業側が指定する「WEB面接ツール」を使用できればPCまたはタブレット・スマートフォンのどれを使用しても問題ありませんが、PCがおすすめです。

PCはタブレットやスマートフォンに比べて音声や画面が安定します。タブレットやスマートフォンは手振れや目線が下がることが気になるので、使用する場合はスタンドを使って高さを調整するなど、工夫しましょう。
Web面接をスマホで受ける方法|事前準備や注意点を徹底解説

イヤフォンやタブレットを固定する備品

WEB面接をおこなうにあたって、イヤフォンやタブレットを固定する備品も必要になります。PCやタブレット・スマートフォンであれば端末にマイクとスピーカーが内属されていますが、音質が悪かったり周りの雑音が入ったりする可能性があります。そのため、できればマイク付きイヤフォンを購入しましょう。

iphoneに付属のイヤホンもなかなか優秀じゃぞ。

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タブレットやスマートフォンでWEB面接をおこなう場合は、本体を固定する備品があると便利です。先ほども触れたようにタブレットやスマートフォンは目線が下がったり手振れしたりするので、本体を固定できる備品があったほうがいいです。

2-3.WEB面接で使用するツールのダウンロード・設定

企業側からWEB面接を指定された場合は、WEB面接で使用するツールをあらかじめダウンロードしてアカウント設定をしておく必要があります。(一部ダウンロードしなくても使えるツールはあります)

企業によって指定されるツールは異なりますが、WEB面接でよく使われる代表的なツールは「Zoom」と「Skype」です。

Zoomを使用する場合、アプリをダウンロードしておけば企業側が発行したURLとパスワードを入力することでWEB面接を受けられます。Skypeは企業側に自分のアカウント名を伝える必要がありますが、音声品質が高く利用している企業も多いです。

次に、WEB面接でよく利用される「Zoom」と「Skype」のインストール・設定方法を紹介していきます。

編集部 橋本

Zoomのインストール・設定方法

PCまたはスマートフォンにアプリをダウンロード後「サインアップは無料です」を押してZoomアカウントを作成します。(Zoomインストールリンク(PC用))
Zoomサインアップ画面

アカウントの設定は「生年月日」「メールアドレス」などの必要事項を入力すれば完了です。

ZoomでWEB面接を受ける際は、基本的に事前に主催者から面接用のURLをメールで共有されるので、面接当日に共有されたURLからWEB面接の画面に入ることができます。

よしお

こんな感じでZoomのURLやミーティングID、パスワードが共有されるぞー
Zoomアドレス通知メール例

スカイプのインストール・設定方法

Skypeダウンロード画面

WEB面接でSkypeを指定された場合も、あらかじめPCまたはスマートフォンにアプリをインストールしておきましょう。「ダウンロード」を押すことでパソコンにインストールされるので、インストール完了後にアカウントを設定します。

画面上に「サインインまたは作成」というボタンが現れるので、そこからアカウントを設定します。すでにMicrosoftアカウントを持っている人は新たに作成する必要はなく、そのままサインインすることが可能です。

作成したSkypeID(=Microsoftアカウント)はWEB面接をおこなう際に必要なので忘れないようにしてください。

2-4.面接ができる場所を確保

WEB面接を快適に受けるためには場所に配慮する必要があります。面接する場所を選ぶときは以下の3つを満たしているかを確認しましょう。

  1. 安定したインターネット環境
  2. 雑音が入らない静かな場所
  3. 他人に邪魔されない個室環境

おすすめの場所は、自宅や安定したインターネット環境のある個室スペースです。レンタルスペースやホテルの一室、防音のマンガ喫茶(ネットカフェ)なども良いかもしれません。

逆におすすめできない場所は、学食やカフェといったオープンスペースです。公衆無線LANは便利ですが、電波が弱くなると接続状態が不安定になります。音声や映像が途切れてしまい、気持ちよくコミュニケーションが取れなくなってしまうので避けてください。

2-5.企業のパンフレットや逆質問やメモを準備

面接に役立つ資料は事前にプリントアウトするか、PCの画面に貼るようにしましょう。面接時は緊張して言いたいことを忘れてしまうことがあるため、企業のパンフレットや履歴書、メモなどを準備すると心強いです。
しかし、書類やメモを用意し、ずっと内容を読んでしまうのは企業にとって印象が良くありません。事前に用意された内容をスムーズに音読されている人と自分の考えをその場で一生懸命に伝えてくれている人なら、後者の人と一緒に働きたいという気持ちになってもらえる可能性が高いです。
メモを読んでいるのを隠そうとしても、視線の下がり具合や雰囲気で伝わってしまう可能性があるため、企業パンフレットやメモなどの使い方には気を付けましょう。

3.【WEB面接】当日の流れ

  • STEP.1
    通信状況・マイク・カメラの確認
  • STEP.2
    当日使う機器には念の為充電器を繋げておく
  • STEP.3
    カメラに映る範囲の身だしなみを整える
  • STEP.4
    10分前にはログインして待機
  • STEP.5
    企業側から着信があったらルームに参加する
  • STEP.6
    面接が終わったら相手の切断をまって終了

3-1.通信状況・マイク・カメラの確認

WEB面接当日は、少し早めに通信状況・マイク・カメラの確認をしましょう。いくら前日までに準備を整えていたとしても、当日になって通信状況が変わることはよくあります。

WEB面接開始前にあらかじめインターネットの回線速度を測定するなど、通信状況を確認しておきましょう。

さらに、マイクやカメラといったWEB面接で使う備品類もちゃんと作動するか確認してください。マイクは問題なく音声通話できるか、カメラはちゃんと映るかどうか、必ずテストしておきましょう。

面接を開始した時にマイクやカメラの調子が悪いと、調整するために面接時間がどんどん減っていきます。何よりも面接官から「WEB面接の準備もちゃんとできない」というマイナスの評価を受けてしまう可能性が高いです。

面接時間には限りがあるからな。アクシデントなく面接を進めるためにも充分に確認しておくのじゃ。

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顔映りや背景にも注意する

WEB面接本番前にカメラを確認する際は、顔映りや背景にも注意しましょう。部屋の照明や日の当たり方によって、カメラに映る顔の印象が大きく変わることがあります。逆光や照明が暗いと表情も暗く映り、どんよりとした雰囲気になってしまいます。

背景は極力シンプルな壁の方が好ましいので「部屋が散らかっていないか」「生活感のある背景になっていないか」を事前に確認しておきましょう。

よしお

ヴァーチャル背景を使って背景を整理するのも一つの手だぞ!

携帯やPCのチャット音はOFFにしておく

WEB面接に集中できる環境を整えることも大切です。特に気をつけたいのは、携帯やPCのチャット音が入らないようにしておくことです。

スマホのチャット音だけでなくバイブ音も相手側に聞こえてしまうので、電源を切っておくのが無難です。WEB面接といっても正式な選考の場には変わりないので、マナーを守ることが大切です。

3-2.当日使う機器には念の為充電器を繋げておく

面接は30分〜1時間と長丁場になることが多く、バッテリーの消費が大きいため、面接当日はPCやスマホ、イヤホンなど使用する機器を充電しておきましょう。

PCの場合は、充電式のノートPCでも念のため電源ケーブルをつなぐことをおすすめします。スマホはモバイルバッテリーや充電器を活用し、充電を満タンにしておくと安心です。PCで面接を受ける予定の方も、いざというときのために別デバイスも使えるようにしておきましょう。また、無線タイプのイヤホンを使う方は、イヤホンの充電もしてください。

3-3.カメラに映る範囲の身だしなみを整える

WEB面接開始前に、身だしなみをきちん整えましょう。面接官は画面上に映る全ての情報からその人の人となりを見ていくので、身だしなみが与える印象への影響は大きいといえます。

「スーツやシャツにシワがないか」「ネクタイの結び目が下がっていないか」「シャツの第一ボタンは留まっているか」「ひげは剃っているか」「寝ぐせはないか」などをチェックしましょう。

顔が暗く見える場合は、照明を使ったりして工夫してください。

人の雰囲気を感じ取ることが難しいWEB面談だからこそ、身だしなみは十分すぎるぐらい整えておくのじゃ。

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3-4.10分前にはログインして待機

ビジネスの世界では「時間を守る」ことは当然です。時間に余裕を持って行動してください。

企業を訪問して面接をするとなったら、指定の10分前までには到着しますよね? それと同じように、WEB面接であっても10分前にはログインして待機しておきましょう。

接続がうまくいかずに指定の時間を過ぎてしまうと「時間にルーズな人」という印象を与えてしまうので、余裕を持てる10分前にログインしておくのがベストです。

スカイプの場合は準備ができた旨のメッセージを送る

SkypeでWEB面接を実施する場合は、準備完了時に「準備ができました」とメッセージを送りましょう。

面接開始時間になったら、企業側から学生側に発信します。こちらから発信するとタイミングが被って通話中になってしまいます。メッセージを送ったら、企業からアクションがあるのを待ってください。

3-5.企業側から着信があったらルームに参加する

WEB面接ツールにログインした状態で待機していると、相手側から着信があるのでルームに参加してください。Zoomの場合は時間になったら入室してください。ルームに入ったら笑顔で「こんにちは!○○大学の○○ ○○です。本日はよろしくお願いいたします」と元気よく挨拶しながら、相手や自分の顔が映っているか、声が聞こえるかなどを確認します。

接続や動作が何も問題なければ、通常の面接と同じ流れで面接に臨みましょう。以降は基本的に通常の面接と同じように質問に対して答えていく流れです。

一方、通常の面接と違って注意が必要な点は目線です。対面式の面接であれば相手の目を見ながら話せばいいのですが、WEB面接の場合は「画面越しの相手の目を見る=画面を見る」となり、面接官には視線が下がっているように見えてしまします。

カメラに目線を合わせて話すことを心掛けましょう。

3-6.面接が終わったら相手の切断をまって終了

WEB面接が終わったら「本日はありがとうございました。それでは失礼いたします。」とお礼を述べて、相手側が切断するのを待ちましょう。

社会人のマナーの1つに「電話は相手が切るのを待ってから切る」というものがあります。

そのため、WEB面接であっても電話のマナーと同様に基本的には相手の切断を待ってから終了するほうが好ましいでしょう。面接ではいい印象を与えていても、最後の最後で「マナーをわかっていないな」と印象を悪くするのはもったいないので、切断するまで油断禁物です。

ただし、数秒間待っても相手側が切ろうとせず、こちら側の切断を待っているようであれば断りを入れたうえで切断しましょう。

相手より後に切断することにこだわらなくても良いのじゃ。面接官は就活生が切断するまで待っていることも多いから、その場の雰囲気を見て臨機応変に対応することが重要じゃぞ。

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4.WEB面接のNG行為

  1. 上はスーツを着て下はパジャマのまま
  2. 「えーと」や「あのー」を連発する
  3. 時間を気にせずだらだら話す
  4. 使用するPCやスマートフォンの通知をオンにしたまま

WEB面接だからといって通常の面接より気を抜いて良いなんてことはありません。通常の面接と同じ気持ちで臨み、WEB面接だからこそ一層気を使うべきことも多くあります。

WEB面接では画面越しで話をするため、通常の面接より雰囲気が伝わりにくいです。面接官もあなたのしぐさ、身だしなみ、話し方を注意深く見ています。

スーツやシャツのシワ、曲がったネクタイ、ひげや寝ぐせはもちろん、上半身しか映らないからと下はパジャマのままなど、不適切な身だしなみはすべてNGです。

また、自信がなさそうな言葉や時間を気にせずだらだら話すと印象を悪くしてしまいます。画面越しで雰囲気が伝わりにくい分、話し方には通常の面接以上に注意すべきです。

4-1.上はスーツを着て下はパジャマのまま

WEB面接は会場には行かず自宅で受けるため、つい気を抜いてしまうこともあるでしょう。上半身しか映らないからと下はパジャマや部屋着のまま面接を受けるのはNGです。

例えば、面接中にトラブルが起きて立ち上がってしまっても、やむを得ない事情であれば面接の結果には影響しないでしょう。しかし、そのときに下がパジャマなら、言い訳するのは難しいです。

他にも、立ち上がって礼をしたり、スタンドからPCやスマホが落ちてしまったり、画面を切ろうとしたりするときに映り込んでしまう可能性はあります。

自宅でのWEB面接でも通常の面接と同じく、身だしなみには細心の注意を払いましょう。受け答えではなく、身だしなみで減点されてしまうのはもったいないです。

4-2.「えーと」や「あのー」を連発する

「えーと」や「あのー」などの言葉を連発すると、頼りない印象を面接官に与えてしまいます。雰囲気が伝わりにくいWEB面接では言葉遣いに特に注意しましょう。

「えーと」や「あのー」などの言葉は口ぐせの場合と、難しい質問で言葉に詰まってしまったときに使ってしまう場合があります。

口ぐせを確認するには面接練習で確認するのが効果的です。友人などにお願いし、「えーと」や「あのー」などの不要な言葉を使ってしまっていないか確認してもらいましょう。

また、難しい質問や緊張で言葉に詰まってしまったときに出てしまう場合は、言葉につまっても頼りない言葉で場をつなごうとせず、「時間をください」と伝え、考える時間をもらうようにしましょう。

4-3.時間を気にせずだらだら話す

自分のことをたくさんアピールしたい気持ちはわかりますが、時間を気にせずだらだら話すのはNGです。

求めている以上に長い話を聞かされ続けるのは、面接官にとっては苦痛です。「話をまとめるのが下手」「伝えたい内容がよくわからない」「コミュニケーション能力が低い」といった印象をもたれてしまうでしょう。

多くの会社において、物事を簡潔にまとめる能力、コミュニケーション能力は重視されていますから、だらだら話してしまうことで、能力が低いと判断されてしまう可能性もあるでしょう。

MEMO
面接の受け答えの長さは1分程度が良いとされています。面接練習で1分に答えをまとめるトレーニングをしておくと良いです。難しい質問の答えなどで長くなってしまうときでも3分は超えないようにしましょう。

4-4.使用するPCやスマートフォンの通知をオンにしたまま

PCやスマートフォンの通知をオンにしたままにしないように気を付けましょう。なぜなら、面接中に音がなると、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまうためです。

もし、スマートフォンやPCの通知音がなってしまったら、そのときはお詫びしましょう。また、その場でオフにするようにしてください。面接の場面では予期せぬ自体が起きても、ミスの対処の仕方で印象が変わるため、しっかり対応しましょう。

5.好印象を与えるコツ

  1. 笑顔でハキハキ話す
  2. わかりやすく簡潔に話す
  3. 画面ではなくカメラを見る
  4. 前のめりにならないよう姿勢を正す
  5. 画面が繋がったら自分から挨拶する
  6. 挨拶をする際はきちんと頭を下げる
  7. 挨拶後に声の大きさが適切か確認する
  8. 話を聞いている時は相槌を打つ
  9. 回線が乱れたら「どこまで聞こえていましたでしょうか?」と一言

雰囲気が伝わりにくいWEB面接ですが、ちょっとした工夫で好印象を与えることができます。

通常の面接でも明るい受け答えを意識していると思いますが、WEB面接では伝わりにくい分、通常の1.5倍のリアクションを意識すると良いでしょう。

通常の面接以上に、笑顔でハキハキ話す、わかりやすく簡潔に話すなど話し方は重要です。

また、WEB面接ならではの注意点として、画面ではなくカメラを見ること、前のめりにならないように姿勢を正すこと、の2つがあります。目線と姿勢については面接に限らず、ビデオ通話をしているときに感じたことがあるかもしれません。いずれも無意識にやってしまうことなので、面接中にはやらないように意識しておきましょう。

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5-1.笑顔でハキハキ話す

WEB面接では、話し方と表情による印象が強くなります。通常の面接以上に笑顔とハキハキ話すことを意識しましょう。

WEB面接で画面越しに面接していると気が抜けやすく、無表情になってしまうことがよくあります。「やる気がない」と思われてしまいますので、表情には注意が必要です。

小さな声でぼそぼそ話すと頼りない印象を与えてしまいます。直接目の前で話していない分、WEB面接では一層注意が必要です。聞き取りやすいはっきりとした声でハキハキ話すことで、WEB面接でも自信があり明快な印象を面接官に与えることができます。

明るい話し方を意識することで自然と表情も明るくなり、笑顔で話すように心がければ話し方も明るくなるでしょう。

歯を見せるほど笑う必要はないが、話していないときでも口角をあげて、常に3割程度の笑顔を心がけると良いぞ。

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5-2.わかりやすく簡潔に話す

質問に答えるときは1分程度に簡潔にまとめ、わかりやすく話すようにしましょう。話を簡潔にまとめる力は面接で重視されることが多いです。

簡潔に話すコツは結論から相手に伝えることです。結論を先に話すと話の方向性が定まり、簡潔に話をまとめることができます。通常の面接でも基本になるので、知っている方も多いと思いますが、WEB面接でも同じく意識しましょう。

話しながら結論につなげようとすると、上手くつながらなかったり、結論が定まらなかったりと、だらだらと話が長くなってしまう可能性があります。

面接官も結論がわからないまま話を聞かされていると不安を感じてしまいます。先に結論を伝えることで、ゴールが見えているので内容も理解してもらいやすくなるでしょう。

5-3.画面ではなくカメラを見る

WEB面接では面接官が画面に映っているので、慣れるまで画面を見てしまう人が多いです。画面を見ていると面接官に「視線が合わない」と感じさせてしまいます。カメラを見ると面接官の画面では目を見て話しているように映ります。

目線の高さにカメラがくるようにセットすること、会議ツールのウインドウをカメラのすぐ下に移動することで改善できます。

カメラの高さは専用スタンドで調整するのが一番安定しますが、ない場合は本を積み重ねることでも調整可能です。

会議ツールのウインドウは、例えば、カメラがPCの中央上部についている場合は、画面の中央上部にウインドウを配置しましょう。カメラから目を離して画面を見ているときも「目線が外れている」という印象を与えにくくなります。

5-4.前のめりにならないよう姿勢を正す

通常の面接と同じく、姿勢が悪いと面接官の印象も悪くなります。WEB面接だからといって油断せず、背筋を伸ばして姿勢を正して面接に臨むようにしましょう。

特にWEB面接だと画面を覗き込むような前のめりの姿勢を取ってしまうことが多いです。カメラではなく、画面を見ながら前のめりに話していると、悪い姿勢でこちらを見ずに話していると面接官から受け取られてしまう可能性があります。

背筋を伸ばして姿勢を正し、真っ直ぐカメラを見つめて話すことで面接官に好印象を与えることができます。正しい姿勢でカメラを見つめたときに、どのように映るかを事前に確認しておくと良いでしょう。事前に友人とビデオ通話をしながら、姿勢を意識しつつ面接練習できれば万全です。

5-5.画面が繋がったら自分から挨拶する

面接の画面が繋がったら、面接官より先に挨拶をするように心がけましょう。挨拶をすることで面談の空気が和んだり、好印象をもってもらえたりする可能性があるためです。

通話が開始したら、明るい表情や声で挨拶をします。WEB面接の挨拶の言葉を悩む人も多いですが、複雑に考えずに「こんにちは」「よろしくお願いします」で問題ありません。

例文
「こんにちは。〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年の〇〇(名前)と申します。」
「よろしくお願いいたします。〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年の〇〇(名前)です。」

のように挨拶をしてみてください。また、挨拶の後は音声や映像が問題ないか確認をしましょう。

5-6.挨拶をする際はきちんと頭を下げる

オンライン面接の場合、挨拶の仕方に悩む人も多いかもしれません。オンライン面接の場合は、その場で軽く会釈しましょう。

WEB上だからこそ、普段よりもコミュニケーションをとる際に慎重になる必要があります。些細な言動が印象を左右するため、挨拶はしっかりおこなってください。

対面面接は立ち上がって挨拶をしますが、WEB面接の場合は、立ち上がると顔が見えなくなってしまいます。そのため、画面越しで軽く会釈する程度で十分です。

PCの画面の角度によっては、頭を下げると見えにくくなることもあるため、臨機応変に対応しましょう。

5-7.挨拶後に声の大きさが適切か確認する

挨拶が完了したら、声が問題なく聞こえるか確認しましょう。以下の4つを確認してもらうと丁寧です。

  • マイク音量はちょうどよい大きさに設定されているか
  • 雑音が入らず声がクリアか
  • 声は聞こえやすい大きさ・トーンになっているか
  • 話すスピードは聞こえにくくないか

どんなに良い志望動機や自己PRを話しても、声がしっかり聞こえなければ伝わり方が変わってしまいます。面接のためにたくさん準備しているのに、想いが十分に伝わらないのは勿体ないです。

挨拶の後に、音声に問題がないかを確認することで、お互いが快適に面接できる環境を作りましょう。

5-8.話を聞いている時は相槌を打つ

対面と違い画面越しだと表情や雰囲気が分かりにくいため、相槌を打つように心がけましょう。普通にしていてもPCの画面上だと無表情や不愛想に見えてしまいやすく、話が伝わっているのかわかりにくいためです。
面接官が話しているときは、手ぶりや相づちなどのリアクションや笑顔などの表情も、大きめにした方が積極性や熱意が伝わります。また、口角をあげていつもより穏やかな表情を保ちましょう。
最近はマスクをする機会も増えています。しかし、自宅でWeb面接を受けるのであれば、口元が見えた方が雰囲気や表情が伝わりやすいため、マスクは外してください。

5-9.回線が乱れたら「どこまで聞こえていましたでしょうか?」と一言

WEB面接では音声が途中で切れてしまったり、聞き取りにくくなってしまったりすることがあります。回線が乱れたら、「どこまで聞こえていましたでしょうか?」と質問するようにしましょう。

熱意をもって伝えたアピールが相手に届かず、相手との認識に齟齬が生まれる可能性があります。

もし、相手の声が聞き取りにくい場合は正直に現状を伝えましょう。「少々声が聞きとりにくい状況です。こちらの声は聞こえていますでしょうか。」というように相手の状態も気にかけてみてください。

6.WEB面接でよく起こるトラブルと対処方法

WEB面接では予期せぬトラブルが起きることが多々あります。ただでさえ緊張していることもあり、大事な面接中に問題が起きると焦ってしまう人が多いです。

どんなトラブルにも取るべき対策があります。よくあるトラブル内容を事前に確認してスムーズに対応できるようにしましょう。トラブルの対応がスムーズであれば、面接官に頼もしい印象を与えられる可能性もあります。

よしお

俺もよくトラブルは起きるぞ。あれは自分を輝かせるチャンスなんだな!
1回ならまだしも、何度も起きる場合は不注意じゃ。トラブルは起きないに越したことはないので、事前の対策も取るのじゃぞ。

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6-1.企業から共有されたURLが無効になっている

企業から共有されたURLに入れないことがあります。原因としては、URLの期限切れや面接官のコピペミスなどが考えられます。

トラブルが起きたときは、速やかに採用担当者やツール運営会社に電話をしましょう。いつでもすぐ連絡が取れるよう、事前に緊急連絡先を確認しておくことが大切です。双方の連絡が取れるように、こちらの連絡先も伝えておくようにしましょう。また、ツールへのログインなど事前に試せるものはしてください。

6-2.画面が数秒間止まり、話の内容がわからなくなってしまった

通信状況によっては、声が途切れたり、画面が数秒止まってしまったりすることがあります。

話の内容が分らなくなってしまった場合は、状況を説明し、面接官に再度話してもらうことは可能かを聞いてみましょう。「声は問題なく聞こえておりますでしょうか。接続環境でお聞き苦しければ申し訳ございません。〇〇~のところまで話しが聞こえておりましたが、その後からお伺いすることは可能でしょうか。」というように、状況と要望を具体的に説明してみてください。

通信状況によって声が途切れたり、画面が止まってしまったりしたときは、正直に伝えて面接を仕切り直してもらいましょう。一時的なトラブルではなく、長く続くようであれば、Wi-Fiの切替やディバイスの切り替えも考えてみてください。

6-3.急に接続が切れてしまった

急に接続がきれて、会議の画面が落ちてしまうことがあります。その場合、原因を特定して対処するのに時間がかかってしまうかもしれません。まずは速やかに企業に連絡をいれるようにしましょう。

接続が切れてしまう主な原因は以下の通りです。

接続が切れてしまう主な原因

  • デバイスの調子が悪い
  • 電源が切れてしまう
  • Wi-Fiの調子が悪い

デバイスの調子が悪いor充電切れの場合は、スマートフォンやiPadなど別デバイスへの切替も検討しましょう。そのデバイスにも事前に会議ツールを入れたり、充電をフルにしておいたりすると安心です。

また、Wi-Fi接続が悪い場合は、別のWi-Fiを使用できないかを考えてみてください。無線LANやWi-Fiを使っている場合は、有線に切り替えることをおすすめします。

7.WEB面談は始め方と終わり方以外は対面面接の流れと同じ

WEB面接は事前準備と当日の始まり方に少し手間がかかります。

WEB面接と決まったら、準備しなくてはいけないものは3点です。

  • インターネット環境
  • PCまたはタブレット・スマートフォン
  • イヤフォンやタブレットを固定する備品

企業から指定されたWEB面接のツールをダウンロードし、アカウントの設定もおこなっておきましょう。

当日の流れは以下のとおりです。

  1. 通信状況・マイク・カメラの確認
  2. カメラに映る範囲の身だしなみを整える
  3. 10分前にはログインして待機
  4. 企業側から着信があったらルームに参加する
  5. 面接が終わったら相手の切断をまって終了

通信状況やマイク、カメラは事前に確認していても、必ず当日も確認し直しましょう。

WEB面接は慣れてしまうとスムーズですが、初めての人は不安があり、緊張するものです。
当日までの流れ、当日の流れを把握し、準備万端で臨みましょう。

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