就活の筆記試験では、WEBテストやテストセンター、SPIや玉手箱、TG-WEBといった、普段聞きなれない言葉を耳にすることも多いでしょう。
筆記試験を取り入れている企業は少なくないため、言葉が指すものを適切に理解したうえでの、それぞれの対策が必要です。
ここでは、テストセンターの対策に的を絞り「そもそもテストセンターとはいったい何なのか」から、テストセンターで筆記試験を受検するうえでの準備について解説します。
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Contents
1.テストセンターはリクルート社が運営する会場で受検する形式

テストセンターの概要
テストセンターとは、リクルートキャリアが開発する適性検査「SPI」のwebテストを会場で受ける形式の試験です。
志望企業の選考でテストセンターでの適性検査の案内があった際は、テストセンターに出向いたSPI受検を指すため専用の対策が必要です。
1-1.SPIは4タイプの受検方法がある
SPIの受検方法は4タイプに分類されます。テストセンター以外の3種類は次の通りです。
【ペーパーテスティング】
マークシート方式で、学生が企業を訪問して受検する方法です。
問題数は非言語30問(40分)、言語40問(30分)と少し多いのが特徴ですが、問題配布されるので試験開始時に全体感を把握しやすく、時間配分を決めることが可能となります。
【webテスティング】
web形式で、自宅や大学などのパソコンから受検する方法です。
問題数は非言語20問(20分)、言語41問(12分)と多いのが特徴で、事前対策は必須しょう。
加えて、英語検査(20分)を実施する企業もあります。
【インハウスCBT】
web形式で、学生が企業を訪問して企業が準備したパソコンで受検する方法です。
問題自体はwebテスティングと同様なので、こちらも事前対策をして臨みましょう。
2.テストセンターで受けるWebテストとは

SPI試験について
テストセンターで受けるWebテストの種類は、SPIであることは上記で説明しました。
では、SPIの試験すべてテストセンターで受けられるかというとそうではありません。
テストセンターで受検できる項目は限られています。
2-1.「能力検査」「英語能力検査」「構造的把握力検査」の3つ
SPIの適性検査には、全部で4つ「性格検査」「能力検査」「英語能力検査」「構造的把握力検査」の項目があります。
- 「性格検査」(応募者の性格を把握する検査)
- 「能力検査(言語問題・非言語問題)」(働くために必要な基礎的な能力を測る検査)
- 「英語能力検査」(英語力を測る検査)
- 「構造的把握力検査」(物事の構造や関係性を理解する能力を測る検査)
テストセンターで受けられるWebテストは「能力検査」「英語能力検査」「構造的把握力検査」の3つです。
「性格検査」はテストセンターの受検日程の予約後から、予約した日までに自宅のパソコンまたはスマートフォンであらかじめ受けておく必要があります。
期日内に性格検査を受けていない場合は、テストセンターの日程予約をしていても、予約がキャンセルされるため注意してください。
SPIのテスト対策については以下から問題集をダウンロードして解いてみるのがいいでしょう。
全部で200問。苦手分野もしっかり解説がついているので本番対策に十分なボリュームかと思います。
3.テストセンターと自宅受検方式との3つのちがい

家で好きな時間に受けるか、テストセンターに行って受けるか
SPIは、テストセンターで受検する場合と自宅で受検する場合とでは、3つの違いがあります。
上記でも簡単に述べていますが、ここでは3つ詳しく解説していきます。
3-1.計算機や筆記用具、メモ用紙を持ち込むことはできない
テストセンターではカンニングなどの不正行為防止のため、受検者が自分の筆記用具を持ち込むことはできません。
テストセンターの会場で、筆記用具・メモ帳が貸し出されます。
計算機の貸与はなく、使用できないので、Webテストの勉強時から計算機なしで非言語問題を解けるように準備しておきましょう。
3-2.本人確認証が必須で自分の真の実力が試される
テストセンターでWebテストを受検する際、受付で写真付きの本人確認証の提出が求められます。
そのため、替え玉受検はできません。
また、会場ではたとえ友達と席が近かったとしても相談することはできないので、自分の力で問題を解けるように勉強しておく必要があります。
3-3.一度受検したら使いまわすことができる
テストセンターで受検したテスト結果は、他の企業の応募でも使い回すことが可能です。
複数の企業からテストセンターで受検するWebテストの結果を求められたときにも、一度テストセンターで受検した経験があれば、再度受検しに行く必要はありません。
使い回せる期間は1年間です。
企業ごとに合格ラインとなる点数は異なるため、高得点がとれたテストセンターの結果を使い回しましょう。
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4.テストセンターの解答力を上げる対策のコツ
4-1.①筆算のスピードを上げておく
テストセンターでは電卓が使用できないため、非言語を解く際は筆算のスピードが重要になります。
練習問題では電卓を使わずに筆算で解くようにしましょう。
4-2.②制限時間を意識して回答する
テストセンターの受検画面では、1問ごとに制限時間が表示されます。
時間の経過に従って、回答時間の表示が緑→黄色→オレンジ→赤に変化します。
上手に時間配分をして回答しましょう。
- 緑:標準的な回答時間
- 黄色:やや遅れ気味の回答時間
- オレンジ:遅れ気味の回答時間。まもなく制限時間
- 赤:制限時間終了。赤の表示になると、未回答でも自動的に次の問題に進む
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4-3.③過去問題で慣れておく
テストセンター の予約が完了したら、受検日までの時間を使って過去問題を解きましょう。
SPIは出題分野や問題の傾向が固定されているテキストといえるので、過去の出題内容を踏まえた問題に取り組むことが最も効果的な対策になります。
おすすめのアプリ
SPIの問題を解くのにおすすめの無料アプリを、Google playとApp Storeでそれぞれ1つずつ紹介します。
【Google play】
SPI言語Lite 【Study Pro】
SPIの言語問題が52問収録されています。
詳しい解説や手書きメモツールもついているので、わからないところをそのままにせず、効率的に学習できます。
【App Store】
SPI言語・非言語 一問一答
非言語・言語・言語(英語)の問題が300問以上収録されています。
小テストモードを使うと、非言語・言語・言語(英語)の中からランダムで30問出題されます。
また、設定モードを使うことで試験日までの日数を表示できます。
リマインダー機能で時間と曜日を指定できるので、計画的に学習を進めることができます。
おすすめの参考書
テスト対策には次の2つの参考書がおすすめです。
『7日でできる! SPI[頻出]問題集 2023年度版』
著)就職対策研究会 出版)高橋書店
7日間で出題される問題を網羅して勉強できる問題集です。
メリハリがつけられて、基礎からの勉強や直前対策に向いています。
『2023最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』
著)オフィス海 出版)ナツメ社
実際に出題される例題を使って基礎から身につけられる問題集です。
出題範囲を網羅的に勉強できるだけでなく、時間短縮で問題を解くコツも解説しています。
5.テストセンター本番での対策
5-1.①メモ用紙を活用する
テストセンターでは、スピーディーに問題を解いて、なるべく多くの問題に正解することが重要です。
画面だけを見て考えるのではなく、ポイントになるキーワードや数値をメモ用紙に書き出して整理すると解きやすくなります。
5-2.②選択肢をクリックしてから考える
問題ごとに制限時間があるので、未回答を防ぐためにも最初に選択肢をクリックしてから考えましょう。
特に、非言語の問題ではメモ用紙を使ったり筆算をしたりして忙しいので、時間が過ぎるのが早いです。
「選択肢を選んでから問題を解く」という流れを心がけましょう。
5-3.③わからない問題でも未回答にしない
テストセンターでは誤謬率(回答のうちの間違いの割合)は測定されません。
自信がない問題でも必ず答えを選びましょう。
また、わからない問題に時間を使いすぎないようにしてください。
回答速度が重要なので、わからない問題があったら大体の予想をたてて次に進みましょう。
6.前日まででにやっておくこと

問題対策以外の準備もしっかりやっておこう
テストセンターでSPIを受検するにあたり、2週間前から前日までの準備を紹介します。
- STEP.1テストセンター予約
- テストセンターのマイページを作成し、IDとPWを発行する
- 受検日時と場所の仮予約を行う
- 事前に性格検査の受検を完了し、予約ステータスを確定させる
- 電話予約は不可
- 性格検査を受検しなければ、受検予約は確定されない
- 性格検査は予約を実行した日の27:00までに完了する必要あり
- STEP.2テスト対策テストセンターでは不正防止のため計算機は持ち込めません。
自力で計算することも必要になるので慣れておく必要があります。
また、問題数や時間を考えても事前にテスト対策はしっかりと行いましょう。
- STEP.3受検会場までの行き方を確認受検当日に遅刻しないように事前に、会場までの行き方を確認しておきましょう。
また、受検開始1時間前までは予約変更が可能と把握しておくとよいです。
持ち物は前日までに確認!
以下2点を忘れると受検できなくなるので、前日までにかばんに入れて準備しておきましょう。
- 本人確認書類
顔写真付き、受検票に記載された氏名と一致している原本
運転免許証、パスポート、学生証(プラスチックカード型のみ有効)、在留カードなど
- 受検票
「受検予約完了」画面もしくは「テストセンター受検予約内容の確認メール」を印刷もし印刷できない場合は「テストセンターID」、「カナ氏名」、「検査名」、「会場名」、「日程」、「ターム」をA4サイズの紙にメモしておく。
7.当日の注意点
当日遅刻をすると受検ができません。
受検開始時間の1時間前までなら予約変更が可能なので、遅れそうな時は事前に予約の変更もしくは、取り消しをSPIのマイページでおこないましょう。
1時間前を過ぎるとマイページでの変更はできなくなります。
8.到着してからテスト開始までの流れ

テストセンターでの流れをチェック
テストセンターに到着したら、パソコンのある席に案内されます。ここで、筆記用具が貸し出されされます。
受検開始のタイミングは自分でパソコンを操作して決めることが可能です。
テストの所要時間は、言語・非言語の場合35分程度です。
自宅で受けるWebテストと同様に制限時間がありますが、テストセンターでは受検者のレベルに応じて出題される問題が変わり、正解のレベルが安定したところで終了するという特徴があるので、となりの席の人のほうが早く試験が終わることもあります。
テストがすべて終了したら、筆記用具を係の人に返却して帰ることができます。
9.テストセンターはSPIの受検会場であり能力検査・英語能力検査・構造的把握力検査を受けられる

最後に足切りをチェックして対策へ
テストセンターは、リクルートキャリアが開発した適性検査のSPIの受検会場です。
SPIの項目は性格検査・能力検査・英語能力検査・構造的把握力検査がありますが、そのうちの3つ、能力検査・英語能力検査・構造的把握力検査が受検できます。
性格検査は自宅で受検する必要があり、受検せずに期限が切れると、せっかく予約したテストセンターも解除されるので気をつけてください。
SPIは、大手企業は得点率90%、一般企業でも70%が足切りラインだと言われています。
今までWebテストを自宅のパソコンで受検したことがあるという人も、出題方法や時間制限が異なるため要注意です。
使い慣れたパソコンや居心地のいい場所で受検するWebテストだけでなく、テストセンターで受検するWebテストでもしっかり合格ラインを取れるように、テストセンターで受けるWebテストの対策と準備をしておきましょう。
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SPIがボロボロで次の選考に進めなかった・・・。
大手企業は得点率90%、一般企業でも70%がSPIの足切りラインだと言われています。
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