SPI試験ってよく聞くけど何かわからない・・・
SPI試験の対策は何をしたらいいの?
そのような悩みを持っている方は多いと思います。今回はSPI試験とは何か、対策は何をすればよいかをわかりやすく解説します。
この記事を読めばSPI試験の概要と対策法がわかり、読んだ直後からSPI対策をすることが可能になります。
キャリアの神様
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Contents
1.SPI試験とは

SPIは人の評価指標として広く使われています
SPIとは、正式名称を「SPI(Synthetic Personality Inventory)総合検査」と言います。
SPIとはリクルートキャリア社によって開発されたもので、人柄や仕事に関しての適性やどんな組織になじみやすいかということを診断するためのテストです。
SPIの結果は、面接などの一度しかない機会でわかるようなことではないので、初期選考での絞り込みや面接時の支援、配属決定などの際に利用されます。
2015年時点では、SPIを利用している企業は年間11,100社、受験数は約181万人にものぼります。
気を付けるべきこととしては、SPIは数ある適性テストの一部であり、SPI以外にも複数の適性検査・適性テストがあるという事です。
まずはじめに、選考を受ける予定の企業が何を適性テストに使っているのかを事前に調べ、いつどのテストの対策をするべきなのか把握しておきましょう。
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1-1.SPIには種類が5つある
SPI検査の種類は大きく分けて以下のように分類されます。
- 言語能力検査
- 非言語能力検査
- 性格検査
- 英語検査
- 構造的把握力検査
多くの場合、このうちの2つ、あるいは3つの検査を組み合わせて行います。
能力テスト
このうち①言語②非言語④英語⑤構造把握の4種類は、能力テストと呼ばれ、筆記により試験を行います。
言語能力検査は国語のテスト、非言語能力検査は数学のテストという感じです。
性格検査
性格検査は日ごろの考え方や行動についてのいろいろな質問により、受験者がどのような性格をしていて、どのような仕事や組織に適性があるかといった性格や思考を測るために用いられる検査です。
また、SPIには総合的なテストと、短縮・専門版テストの2種類があり、対策本に関しても新卒と転職者向けでは別々の扱いになっています。
1.総合的なテスト
- 新卒(SPI-U)
- 高卒(SPI-H)
- 中途採用(SPI-G)
の3種類に分けれらていて、出題範囲が異なります。
2.短縮・専門版テスト
4種類ある中でも、研究開発職・SE採用で利用されるSPI-Bという試験が最もボリュームがあります。非言語・言語90分+性格40分という2時間以上にも及ぶ試験です。
対策本に関しても新卒向けと転職者向けと別々の取り扱いとなっています。
1-2.SPIの実施時期
SPIは主に就職活動の初期に行われることが多いです。
就職活動の時期を大きく3つに分けて
6~9月(夏インターン選考)
10~2月(冬インターン選考)
3~6、7月(本選考)
と分類したとすると、この3つに合わせてそれぞれSPIが実施されます。
1-3.SPIの実施方法は4つある
SPIの実施方法は以下の4つです。
- テストセンター・・・専用会場で受験
- webテスティング・・・自宅のパソコンで受験
- インハウスCBT・・・企業の会議室で受験
- ペーパーテスティング・・・企業が用意した会場で受験
テストセンターが最も多く使われており、一般的にSPIと言うときは多くの場合このテストセンターを指しています。また、大抵の企業がこのテストを採用しています。
また、自宅のパソコンで受験するwebテストを採用する企業も近年増えてきています。
1-4.SPIの問題には2つの特徴がある
1.問題ごとに時間制限がある
画面に1問づつ表示され、答えを選ぶと次の問題へと進みます。
1問ごとに制限時間があり、制限時間が過ぎてしまうと強制的に次の問題へ進みます。
2.正答率により出題される問題の難易度が変化する
受験する人により出題される問題が異なり、難易度も様々です。
受験者の正答率が低い場合、より難易度の高い配点の高い問題が多く出題されます。
SPIについて改めて確認できたところでおすすめの対策法を教えていくぞ
キャリアの神様
2.SPIのおすすめ対策法7つ

絵でわかるSPI対策7選
よしお
2-1.いつから始めるべきか
SPIは採用の選考に取り入れる企業も多く、1次選考を履歴書などの書類での選考、2次をSPIや一般常識とグループディスカッション、3次4次5次で面接といった流れが一般的です。また、1次選考の段階でSPIを受ける場合もあります。
このようにSPIの受験段階はかなり早めなので早くから対策しておいた方が良いでしょう。できることなら3年の1月の時点で始めておきましょう。
遅いと思った人もいるかもしれませんが、就活ではSPIだけが重視されるわけではないので、企業研究やOB訪問、自己分析など就活では準備しておか慣れければならないことが多くあります。そのためSPIだけに時間を割くのは賢明な策とは言えません。
しかし、はやく対策を始めることに損はないでしょう。先ほど述べたように、自己分析や企業研究の時間もとる必要があるので、自分で早くからスケジュールを立てて管理するとよいでしょう。
時間をかけて調べればSPIなしの面接から選考の企業は見つけれますが、就活の貴重な時間を情報収集に費やすわけにはいきません。そこで、賢い人は就活エージェントを上手く利用します。彼らに聞いてみると早いです。時間を劇的に短縮し、内定まで導いてくれます。

2-2.言語テスト対策
SPIの言語分野で出る問題は、中学校の教科書レベルのものが多く、対策自体はそれほど難しいものではありません。
重要なのは語彙を増やすという事です。「類義語」「対義語」「ことわざ」などの種類、そしてその意味をできるだけ多く確実に記憶するという事が必要になります。
単語帳や暗記アプリなどを利用して授業の合間や電車やバスの中で繰り返して覚えましょう。
一方で、長文問題に苦手意識を持つ人も多く、長文問題は例題を解いてなれるのが一番なのでこれはとにかく量をこなすという事が重要です。
2-3.非言語テスト対策
理系の就活生は別ですが、長い間数学とは遠いところにいた文系の学生にとって数学の試験ともいえる非言語能力試験は鬼門ともいえます。
しかし、前述しましたがSPIにおける能力テストの問題は中学生レベルです。なので数学が苦手で文系へ進んだ学生であっても、それほど心配する必要はありません。
重要となるのは、いかに早く答えを出すことができるかです。当たり前のことですが、たくさん練習問題を解くことは重要です。しかし解法のわからない問題にいつまでも頭を悩ませていてはいけないので、わからない問題があったらすぐに次のページに進みましょう。
そして、わからなかった問題は解説を読んでしっかりとやり方を理解して、次に同じ問題をやった場合は必ず解けるようにしておきましょう。解法を理解することで類似した問題にも同様の解法を用いて解くことができるようになるので解ける問題が多くなります。
どれだけ短時間で多くの問題を確実に解けるかというところに重点を置き、問題を解きまくりましょう。
2-4.性格検査対策
SPIは非言語や言語検査が中心となりますが、性格検査は他の能力検査と異なります。先の2つは訓練次第で能力を培うことが可能であるのに対して、性格は普段からの考え方や生まれ持った性格が多くを占めます。
そのため、なすすべがないと思われるかもしれませんが、実は企業側からするとこの性格検査で差別化を図ることができます
したがって、逆に対策をしてしまった結果企業側の差別化を図る意図により落とされるという事が起きかねません。
就活のためだけに用意した考えや行動に関しての意見は思わぬところで露見してしまったり、ボロをだしてしまったり、見抜かれていたりすることが多いです。
そのようなことがあれば誠実さのない人間だとして落とされるという事もあり得ますので、変に対策は施さず、正直に自分のことを答えましょう。
2-5.普段から時間を測る
SPIは正答率を高くすることもさながら、問題を早く解かなければいけません。
特に高得点を狙うというのであれば、1問1問をすぐに説いて、あとの問題のために時間を残しておくという事が重要となります。
また、本番の際に時間を気にしすぎて焦ってしまい本領が発揮できなかった、ということもあり得ますので、練習の時からできるだけ早く解く癖をつけるようにしておきましょう。
2-6.本命の前にお試しで受験をする
SPIには、受験は一つの企業につき一度のみ、結果は別の企業にも使い回すことができる、という特徴があります。
そのため本命の企業を受ける前に別の企業でSPIを受験しておくことをおすすめします。
本番の雰囲気に慣れておく、実際に問題を解いてみて要領をつかむ、といった事が本命を受ける前には重要です。
2-7.問題集を繰り返し解く
実際の会場で場慣れするという事も重要ですが、問題集を本番と同じように解くことで本番に備えることができます。
全くの対策なしで挑めば時間が足りなかったり、本番ならではの反省点ではなくSPIの問題に関する反省点ばかりが浮き彫りになってしまいます。
そのため本番で勘を培うことも必要ですが、受験に備えてひたすら繰り返して問題集を解いておきましょう。
よしお
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3.まとめ|SPI試験は事前準備が大事!

SPI試験を受けるための最低限の知識
SPI試験は5つある種類や4つある実施方法の中で自分が受けるものを確認し、対策本などを買い、対策をすることが重要です。
また、対策方法にも工夫をして、一問でも多く確実に解けるよう勉強しなければなりません。
SPI試験の勉強をするのは重要ですが、自己分析や企業研究も怠らないように気をつけましょう。
追伸 SPIを勉強するのがどうしても嫌なあなたへ
どうしてもSPIの勉強をするのが嫌な場合、SPIを受けなくて良い企業を選ぶという選択もあります。
その場合、SPIを導入できるほどの資金力のある大手企業に内定することは難しくなります。
しかし、就活中にSPIを受けずして優良企業に内定した友人を私は知っています。
狙い目は「選考が面接からのベンチャー企業」です。
選考でSPIを採用するということは、多くの学生からエントリーがあるということ。
つまり、SPIを導入している大手企業の選考を受けるということは、わざわざ茨の道を歩むことと同意義。
これだとせっかく勉強しても水の泡になる確率が高い。競争率が高いから。
だからこそ、資金力はまだ潤沢ではないが、将来性のあるベンチャーを狙うのです。
就活は、勉強さえすれば受かる高校・大学受験とは大きく異なりますよ。
したがって、「自分の人生をどうするか?どうしたいか?自分にとって最良の内定先は?」を考える時間を多くとったほうが身のためです。
簡単に最速で内定まで進む道を選ぶためにも、面接から選考が始まる企業だけ受けるのも1つの手です。
SPIなしの企業は、就活エージェントに教えてもらう方法が一番手っ取り早いでしょう。
わざわざ自分で企業を見つけると日が暮れてしまいますからね。
少しでも興味のある方は、「就活エージェントまとめ」のページをご覧になってください。
SPIに限らず、様々な方面であなたの就活をサポートしてくれるのでオススメできます。
この助言が、あなたの就活にとって少しでも参考になっていますと幸いです。
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