他の進路と迷っていて決断できるまで内定を保留したい
第一志望の先行発表まで内定を保留したい
この記事を開いたあなたはそのように思っているはずです。
内定を保留するとなると、怒られるのではないか、内定を取り消されるのではないか、など様々な不安が生じてしまいます。
しかし、就職は今後の人生を大きく左右する一大イベントなので、しっかりと悩んで決めるのは自然なことです。
不安を抱えたまま入社して後悔するくらいなら、入社前にしっかりと悩む方がいいと言えます。
この記事では、内定保留をする際の連絡方法などについて詳しく解説します。
Contents
1.就活生にありがちな内定保留の理由

迷いがあるなら保留の選択肢もアリ
一般的に就活生にありがちな内定保留理由は大きく分けて次の3つです。
- 第一志望の選考途中・結果待ち
- 他社から内定をもらっていて悩んでいる
- 他の企業も見てみたい
内定保留を申し出る前に、自分はどの理由に当てはまるのか整理しましょう。
そして「どのような理由で内定保留をしたいのか」を明確にした上で企業に伝え、納得させる必要があります。
理由を理解してもらえないまま内定保留にすると、企業側にマイナスの印象を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。
1-1.第一志望の選考途中・結果待ち
就活生が内定を保留する理由で最も多いと言えるのが、第一志望の企業で選考途中・結果待ちのケースです。
就活で複数企業を受けるのは当然ですし、企業の中で優先順位がついているのも当たり前といえます。
第一志望の企業から一番最初に内定を貰えない時は、他社の内定を辞退したり、保留する必要が出てきます。
しかし、第一志望の結果次第で第二志望以降の企業に入社する可能性もあると考えると、断りにくいのが本音でしょう。
理由を伝える際に「第一志望の企業の結果待ち」とストレートに言ってしまうと「受かったら行きません」という意思表明になるので、選考を受けている企業の優先順位は言わない方がいいです。
1-2.他社から内定をもらっていて悩んでいる
企業から内定をもらったタイミングで他社から内定が出ることもありますよね。
この場合、どちらの企業に行くべきか悩み、一定期間の猶予をもらうために内定を保留する人が多いです。
内定が出る前までは自分の中で優先順位がついていたとしても、いざ内定をもらうと迷いが生じるものです。
同じ時期に内定が出た企業と迷っているのであれば、正直にその旨を伝えしましょう。
この時に大切なのが、悩んでいるポイントをきちんと伝えることです。
悩んでいることを正直に伝えることで、企業側が悩みをクリアにするための情報提供や社員と話す機会を設けてくれる可能性があります。
1-3.他の企業も見てみたい
就活を進めるにつれて「もっと他の企業も見ておきたい」という気持ちが出てきます。
特に、就活が順調に進んでいる人ほど、自分の可能性を最大化できる企業を模索するでしょう。
このような心情になると、1社から内定をもらっても「ここよりもいい企業があるかも……」と感じるようになり、内定を保留することになります。
多数の企業を見ると結局決め手に欠けてしまい、1社に決断できなくなる可能性もあるため注意が必要です。
上昇志向があるのはいいことですが、より多くの企業の内定を欲する「内定フォルダー」にならないようにしましょう。
「判断軸」を決めておき、納得のいく1社に絞ることも就活を成功させるために大切です。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。 My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。 My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。
2.内定保留をする時に伝える3つのこと
- 期限の提示:いつまでに返事をするのか伝える
- 理由の明示:保留の理由を伝える
- 入社意思:入社意思があることを伝える
内定保留をする際、この3つは必須です。
内定を保留すると、企業を待たせるだけでなく、他の就活生の人生も大きく左右する可能性があります。
どんな理由であろうと、内定保留は誠実に伝えることが大切です。
2-1.いつまでに返事をするのか伝える
内定を保留するにする際は、いつまでに決断するのかを伝える必要があります。
その時に重要なのは、企業側に期限を決めてもらうのではなく、あなたが指定するということです。
場合によっては、企業側があなたの指定した期限よりも早い時期を指定してくる場合もあります。
そのような場合は、なぜ待ってほしいのかをしっかり説明して納得してもらう必要があります。
それでも納得してもらえなかった場合は、おとなしく企業側の指定した期日に従って結論を出しましょう。
2-2.保留の理由を伝える
自分を評価してくれている企業には理由を正直に伝えるのが誠実だと言えます。
内定を踏みとどまる理由があるなら、企業側も解消しようと向き合ってくれるはずです。
理由も言わずに「内定を保留したい」とだけ伝えると、「滑り止めとして受けたのか」「入社意欲がないだけなのか」など、さまざまな疑念を企業側から持たれてしまいます。
内定を保留するとは言え、最終的に入社する可能性のある企業です。
気持ちよく入社するためにも、正直に理由を伝えておきましょう。
2-3.入社意思があることを伝える
内定保留のお願いをする際は、必ず入社意思があることを伝えましょう。
「志望度が低い」とマイナスの印象を与えないためにも、「入社意思があるからこそ不安を解消して決断したい」という意思を伝えることが重要です。
企業は内定保留や辞退を見込みながら採用活動を進めているので、他の候補者との兼ね合いはあるものの、少しの間であれば保留を認めると言えます。
入社意思をしっかりと伝えて、内定保留を認めてもらいましょう。
3.内定保留の連絡は電話とメールでおこなう
内定を保留する場合は速やかに企業に連絡しましょう。
内定保留の連絡手段ですが、基本的には「電話とメール」の両方で伝えるのがベターです。
電話で連絡すると、内定保留の意思を誠意を込めて伝えられます。
また、メールを送ると送受信の履歴を残せるので、いざという時にトラブルを防ぐことが可能です。
内定保留の連絡は「電話とメール」の両方でおこないましょう。
4.内定保留をするときの例文
電話やメールで内定保留の連絡をする際に、どのように連絡をすればいいか悩んでしまう人もいるでしょう。
どのように連絡をすればよいかわからない人のために電話とメールの例文を紹介します。
4-1.例文①電話
就活生
採用担当者の◯◯様いらっしゃいますでしょうか。
担当者
就活生
内定承諾の期限を◯月◯日までお待ちいただくことはできないでしょうか。
現在、他にも内定をもらっている企業がありまして、正直に申し上げますと御社とそちらの企業で悩んでおります。
御社への志望度の高さは変わるものではありませんが、私の人生に関わる大きな決断となりますため、後悔のないようにしっかりと考えて判断したいと考えています。
勝手なお願いで大変申し訳御座いませんが、◯月◯日まで内定のお返事をお待ちいただけませんでしょうか。
担当者
4-2.例文②メール
件名:内定承諾に関するご相談
本文:
◯◯株式会社
人事部採用担当△△様(不明の場合は「採用担当者 御中」)
お世話になっております。
◯◯大学~~学部4年の△△と申します。
先日は採用選考のお時間を頂き、誠にありがとうございました。
また、内定のご連絡を頂きましたことも重ねて感謝申し上げます。
内定承諾の期限を◯月◯日まで延ばして頂けないかというご相談をさせて頂きたく、
本日はご連絡をさせて頂きました。
すぐにでもお返事を差し上げるべきですが、現在他社からも内定を頂いており、
もう少しだけ悩んだ上で決断したいと考えています。
貴社には大変魅力を感じておりますが、人生に関わる大きな決断となりますため、
納得をした上でお返事をさせて頂きたいと思っています。
お忙しい中、大変恐縮ですがご検討のほど何卒よろしくお願い致します。
(署名)
5.内定保留によって生じるリスクはキャリアセンターで解決!

内定留保の際、大学を巻き込みことで就活生の立場を向上させることができます
内定を保留するということは企業に対して、「もう少しだけ待ってほしい」と言っているのと同じです。
これはすなわち「他の企業の選考の結果を考慮した上で判断したいので待ってください」という意味合いです。
しかし、企業側としては早く入社意思を決めて内定を承諾してほしいと思っています。
なぜなら、特に近年は売り手市場と言われている通り、学生が非常に有利な状態で推移していて、企業側にとっては人員獲得が非常に難しい状態となっているわけです。
学生側と企業側の思惑の違いから、内定を保留することで内定取り消しやオワハラといった問題が生じる可能性があります。
このようなリスクを避けるための方法が、大学のキャリアセンターを巻き込むことです。
なぜ内定取り消しやオワハラのリスクをキャリアセンターが解決できるのか、具体的な例を交えて詳しく解説していきます。
5-1.内定取り消し
企業としては「内定辞退はされたくない、けど入る気がないのなら早く辞退してほしい」というのが本音です。
そのような心理から企業の中には、「辞退しないという学生にしか内定を出さない」「内定保留をした場合は内定を取り消しにする」といった姿勢の企業も存在します。
企業と学生個人という関係では、学生側は非常に弱い立場にあるので強気にこられることも。
しかし、学生には大学という大きな組織がついています。それがキャリアセンターです。
企業としては大学側との関係は良好なものにしておきたいので、内定保留を伝える際に「大学のキャリアセンターに今の状態を相談したら内定保留を勧められた」と先手を打ちましょう。
そうすることで、企業側は簡単に内定を取り消せなくなります。
5-2.オワハラ
オワハラとは「就活終われハラスメント」のことです。
自社へ入社させるために、学生に対してさまざまな嫌がらせとも言える言動や行動をすることも。
具体的には、以下のような事例が挙げられます。
- 「早く決めてください」「就活が終わるという事を示してください」などの直接的な発言
- 他の企業を受けさせないために、就活生のスケジュールを握って空いている日に予定を入れさせるなどの行動
こういったオワハラに遭うリスクを低下させるために、キャリアセンターをうまく巻き込んでください。
内定取り消しを防止する時と同様に、「大学のキャリアセンターに内定辞退をすすめられた」と伝えましょう。
キャリアの神様
6.保留した後は結果を連絡しよう
内定保留が認められた場合、回答期限までに企業返事をしなければなりません。
内定を「承諾する」「辞退する」に関わらず、必ず決断結果を連絡しましょう。
承諾する場合、内定承諾期限を延ばしてもらったことに対する感謝の気持ちを伝える必要があります。
辞退する場合は「入社しないから関係ないから」といって失礼な態度を取るのは絶対にやめましょう。
内定を承諾・辞退する場合の例文を参考にしてみてください。
6-1.承諾する場合の例文
件名:内定承諾のご連絡
本文:
◯◯株式会社
人事部採用担当△△様(不明の場合は「採用担当者 御中」)
お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部4年の△△と申します。
この度は、貴社から内定を頂いたにも関わらず、内定承諾の期限を
延ばしていただき誠にありがとうございました。
お時間を頂いた中で熟考した結果、私は貴社で〇〇に取り組むことで
成長していきたいという結論に至り、貴社の内定を承諾させて頂きたく存じます。
1日でも早く貴社のお力になれるうよう、日々精進していきたいと思います。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
(署名)
上記はメールの例文ですが、電話で回答する際も「①待ってもらったことへの感謝」「②内定承諾の理由」「③今後の決意」という流れで伝えるようにしましょう。
6-2.辞退する場合の例文
件名:内定辞退のご連絡
本文:
◯◯株式会社
人事部採用担当△△様(不明の場合は「採用担当者 御中」)
お世話になっております。
◯◯大学~~学部4年の△△と申します。
この度は、貴社から内定を頂いたにも関わらず、内定承諾の期限を
延ばしていただき誠にありがとうございました。
お時間を頂いた中で熟考した結果、私の目標である〇〇を実現するためには
貴社ではなく他社が適しているという結論に至り
貴社の内定を辞退させて頂きたく存じます。
お待ちいただいたにも関わらず、このようなお返事となってしまったこと
改めてお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
貴社の選考を通じて自分のやりたいことや目指したい姿など、
様々な気づきを得られたことについては感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。
末筆ではございますが、貴社の益々のご清栄をお祈り申し上げます。
(署名)
上記はメールの例文ですが、電話で回答する際も「①待ってもらったことへの感謝」「②内定辞退の理由」「③内定辞退のお詫び」「④選考を受けられたことへの感謝」という流れで伝えましょう。
内定辞退を電話でする時のマナーや注意点はこちら!
内定辞退を電話で伝えるには?先輩が電話した際の受け答え例文を公開
7.内定に迷ったら保留にして慎重に考えよう
入社する企業を1つに絞るには非常に大きな決断が必要になります。
そのため、内定を承諾するか辞退するかを迷うのは自然なことです。
内定をもらった時点で承諾の決断ができずに迷いがある場合は、内定を保留にして慎重に考えるといいでしょう。
焦って内定を承諾して入社後に後悔するくらいなら、入社前にしっかりと悩む方がいいです。
内定をもらった企業に入社するかどうか迷っているなら、この記事を参考に保留の連絡をするのもひとつの方法ですよ。
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